【イノチのあり方 オンライン講座 木曜2期】開催のお知らせ
・「個の命」と「いのちの流れ」について
・本来の「いのち」のあり方とは・・・
・私たちが日常的に考えている「命」と「本来のいのち」の違いは・・・
②「いのちから生まれる『本当の存在価値』」(3月21日・木)
・「個の命」が生み出す自己肯定感と「いのちの流れ」が生み出す存在価値
・本来の「いのち」のあり方を知ることで、「生きるうえでの苦しみ」は作られたものであることを知る
・「いのち」より先に「生」があることで起きること
③「すべては流れ続けるために・・・」(4月18日・木)
・「生」と「死」の意味を考える
☆すべて20時から21時半までとなります。
詳細・お申込みはこちら
今回の講座は、受講料の3割を能登半島地震で被害に遭われた方へ寄付させていただき、寄付後はみなさんへご報告もさせていただきます。
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「ねえ、渓ちゃん!おめめ、開けてごらん!」
「笑ってごらん!」
いくらそう訴えかけても、渓太郎はもう目を開くこともなければ、かわいい笑顔を見せることもなかった。
「生きている証」を探しもとめる私は、渓太郎の身体がなくなると、今度は遺影に向かって叶うことのない願いを訴えた。
「渓ちゃん、会いたいよ・・・」
「声が聴きたいよ・・・」
「もう一回、だっこがしたいよ・・・」
それでも額縁の中の渓太郎は表情を変えることなく微笑み続けるばかりで、行き場のない悲しみは、時には怒りに姿を変えた。
「どうして死んじゃったの!親より先に死ぬのは、親不孝なんだよ!」
「お母さんはこんなに泣いているのに、どうして渓ちゃんは笑っていられるの!」
そしてついに、「もう、いっそのこと、渓ちゃんとなんて出逢わなければよかった!」と言った時、自分の発した言葉が私の心を深くえぐった。
(私は、なんてことを言うんだろう・・・)
自分で自分に与えた傷の痛みにうずくまっていると、えぐられた心の奥からあの頃の渓太郎の姿が蘇った。
私の腕に抱かれる渓太郎のかわいい笑顔。
「キャッキャ」と声をあげながら、楽しそうに手足をバタバタと動かす小さな渓太郎。
あったかい温もり・・・。
すると私の身体にも、渓太郎を愛おしく抱く自分が蘇り、自然とあの頃と同じ言葉がこぼれた。
「渓ちゃん、楽しいね」
「渓ちゃん、うれしいね」
「お母さん、渓ちゃんのことが大好きだよ」
ーーー「死」は私から幸せを奪ってはいなかった。
「愛おしすぎる出逢い」がなければ、「悲し過ぎる別れ」もないのだから・・・。
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