~*~ 令和6年度PTA講演会「いのちと心の授業」の受付が始まりました ~*~
詳細、内容、これまでのご感想は、中村美幸オフィシャルサイト をご覧ください。
(講師料につきましては、なるべく予算内で行えるようできる限りご相談に応じさせていただきますので、どの地域からでも遠慮なくお問い合わせください)
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不要なものを捨てる「断捨離」とか、必要最低限の物だけで暮らす「ミニマリスト」という言葉を耳にすると、渓太郎と二人、腫瘍科病棟の個室で生活していたころを思い出す。
―――「病室は狭いので、荷物は必要最低限にしてください」
入院の説明をする看護師は「くれぐれも」という感じで、そんな言葉を何度か私に言って聞かせた。(実際に生活してみてわかったのは、患者の体調によって頻繁に部屋を移動するため、荷物が多いと困るのだ)
その様子から、大量の荷物を持ち込まれるのはよほど困るのだろうと察したものの、渓太郎は長期入院が決まっている。
(「少なく」と言われても・・・)と思いながら、一旦家に戻った私は、朝から夜までのルーティーンを思い出しながら、「必要なもの」を床に並べ始めた。
私の歯磨き粉と歯ブラシ、洗面道具、着替え、入浴に使うもの・・・。
あと、必需品と言えるかどうかはわからないけれど、渓太郎のおもちゃと「お母さんといっしょのビデオ」は欠かせない。
朝から夜までを過ごすのに必要なものが一通り床に置かれると、荷物のあまりの少なさに、「え!これだけ?そんなはずないよね・・・」と準備した自分を信じられず、もう一度、一日のルーティンを思い出す。
朝起きて、顔を洗う時に使うのが「タオル」と「洗顔剤」。
歯磨きの時の「歯ブラシ」と「歯磨き粉」。
そして、入浴の時は・・・と、いちいち指差し確認をしてみたのだけれど、やはり「これだけ」。
「荷物は必要最低限で」と言われているのにあえて増やす必要もないのだから、中身がスッカスカのボストンバックひとつ抱えて病院に向かった。
そんな極少荷物だけで病院生活を始めてみたのだけれど、やはり、なにも困らない。
それどころかしばらくすると、「必要最低限の荷物」さえ、私にとっては「必需品」ではなくなった。
一年中同じ服を着ていたとしても、一生、シャンプーで髪を洗えなかったとしても、お風呂に浸かることができなかったとしても・・・
―――「渓太郎さえいてくれるなら、私はもうなにもいらない」・・・と。
(ぼくはシャンプー、必需品♡笑)
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