子ども病院で付き添い看護をしていた時。

 

渓太郎はいつ退院できるかもわからない長期入院だったため、あとから入院して来た親子が先に退院して「見送る立場」になることは数知れずだった。

 

「先に退院するね。渓ちゃんも退院したら、また会おうね!」というママ友に「よかったね。おめでとう!!」と心からのお祝いの言葉をかけた。

 

 

苦しくつらい状況から解放された子どもと、過酷な看護生活から解放されたお母さんを見ていると、「本当に良かった」と心の底から思う気持ちと共に、うらましさが込みあげた。

 

 

「いいなぁ。渓ちゃんも早く・・・」

 

 

私はそれまで、「うらやましさ」はどちらかと言うとネガティブな感情で、言葉では「おめでとう」と言っていても、本心では相手の幸せを心から祝えていないものだと思っていたのだけれど、その時の私はまったく違っていた。

 

 

心から「良かった!」「私も早くそうなりたい!」と、元気で明るい気持ちが込み上げた。

 

 

それが伝わっていたからなのか、退院したお母さんから「元気に生活しています」と、写真付きのはがきをいただいたりもしていた。

 

 

そんなことを思えば、私はそれまで「ねたましさ」は知っていても、「うらやましさ」を知らなかったのかもしれない。

 

 

過酷な付き添い生活が私に、「ねたましさ」と「うらやましさ」は、似ているようでまったく違うのだということを教えてくれた。

 

 

どうしようもないほどの悲しみと苦しみを経験させてもらって私はやっと、人の幸せを心から喜べるように少しだけ成長できたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

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