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こんにちは。 中村美幸です。
ご訪問下さり、ありがとうございます。
このブログでは主に、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。
オフィシャルサイトはこちらより・・・中村美幸オフィシャルサイト
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渓太郎が他界をしてしばらくすると腫瘍科部長が静かに私の方に近づいてきて、丁寧に言葉を選びながらこう言った。
「もしご家族が許可していただけたら、なのですが・・・
今後、同じ病気の子どもたちへの治療を考えていくために、渓太郎くんの身体を解剖させていただけませんでしょうか。
もしご許可いただけましたら、その時は、いつもの手術と同じように麻酔をしてから処置を行わせていただきます」
頭では亡くなっていることはわかっていても、渓太郎の体にメスを入れることに戸惑い、私は言葉に詰まった。
するとそれを察した医師は、「ご家族でゆっくり相談してください」と言って、そっとその場を離れていった。
その後ろ姿があまりにも優しく感じられたのは、他界してもなお、医師が「ご遺体」ではなく「渓太郎くん」と呼び、もう痛みを感じない身体に対して「麻酔をしてから」と言ってくれたからだ。
丁寧な言葉を使って「ご遺体」と呼ばれるよりも、私にとっては、ずっと、ずっと、ずっと温かかった。
そして、「麻酔をしてから」と言ってくれたのも、メスを入れるのが「ご遺体」ではなく「渓太郎くんの身体」だと思ってくれていたからだ。
以前、「遺体の尊厳」という言葉を聞いたことがあるけれど、そのとき医師が大切にしてくれたのは、「遺体の尊厳」ではなく「渓太郎の尊厳」だった。
そんな医師の言葉は、私たち家族の尊厳も守ってくれた。
だって、家族にとって渓太郎が遺体になることなど、永遠にないのだから。
ボクは、先生も看護師さんも大好き♡ だから、血圧だって泣かずに測らせてあげるよ!
参加お申込み:https://forms.gle/b2hgY4KE2MVzfps8A
【(長野会場)時間:14時~16時 会場:NEXT NAGANO】
1回目 「いのちと命」 ~イノチのあり方について~ 【7月22日(土)】(現在 残席3)
2回目 「いのちと命」 ~さまざまなカタチの死について~ 【8月26日(土)】(残席2)
3回目 「いのちと命」 ~いのちの中で「生きること」~ 【9月16日(土)】(残席3)
4回目 「いのちの中で生きる」 ~幸せの意味~ 【10月28日(土)】(残席3)
5回目 「いのちの中で生きる」 ~存在=愛~ 【11月25日(土)】(残席3)
6回目 「いのちの中で生きる」 ~他者と自分~ 【12月16日(土)】(残席3)
☆テキストを配布します。筆記用具をお持ちください。
※参加協力金:1,000円(ご協力頂ける方 開催当日頂戴いたします)
【松本会場では協力金を1,500円とさせていただいておりましたが、長野会場は有料駐車場をご利用いただくことから協力金の設定が変わっております】
※複数人でお申し込みされる場合は、増席させていただきますのでお知らせください。
↓↓↓ お申込みは以下のフォームかQRコードよりお願いいたします ↓↓↓
co.briller@gmail.com(中村メールアドレス)まで、直接お申込みいただいても結構です。
☆現在、渓太郎との日々がデジタル漫画となった「500日を生きた天使」を無料でご覧いただけます☆
私にできることは、あなたと語り合い、心を通わせ合って、『あなたが抱えている悲しみや葛藤の奥にある「愛」に気づいてもらうこと』
『見える「いのち」ではなく、「いのち」の本当の繋がりを感じてもらうこと』
『あなた自身でも気づいていない、大切な人への愛に光を当ててもらうこと』
詳細・お申込みはこちらをご覧ください ⇒ 個別セッション「あなたと私のおはなしの時間」