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こんにちは。幸せを運ぶ語りびと 中村美幸です。

ご訪問下さり、ありがとうございます。

このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

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☆前回公開しました「サンタさんは間違えません」の記事は、私の手違いにより削除してしまいました・・・( ノД`)
「いいね」を押してくださった方、リブログして下さった方、本当にごめんなさい。

 

 

 

庭の草取りをしていると時々、「この草は抜くべきか」それとも「残すべきか」と迷うことがある。

 

きれいな花を咲かせてはいるのだけれど、その辺の道端にいくらでも咲いているし、名前も知らない・・・といった草。

 

 

そこで、冬になる手前のある日。

 

我が家に遊びに来た庭職人の友人(awaちゃん)を庭に連れ出し、尋ねてみた。

 

 

「ねえ、これって雑草?」

 

 

抜くべきかどうか迷っている草を指さしながらそう聞く私に、彼女はちょっと怪訝な顔をして私に返した。

 

 

「ミユは、この草をきれいだと思うの?」

 

 

「うん。きれいだとは思うけど、雑草なら抜こうかと思って」

 

 

雑草かどうかの答えをくれ!と言わんばかりの私に、彼女はこのあと私に、深い判断基準を示してくれた。

 

 

「雑草かどうかは、その人がきれいだと思うかどうかで決まるんだよ」

 

「ミユがきれいだと思うなら、その草は雑草じゃない」・・・と。

 

 

かつて昭和天皇が植物学者の言葉を引用して「雑草という名の草はない」とおっしゃっていたことは知っていたけれど、まさか、「その人の心が雑草かどうかを決める」という答えがやってくるとは・・・。

 

 

 

―――そして先日。

用事があって彼女が働くガーデンソイルを尋ねたときの話。

 

 

ガーデンを見るつもりはなかったのだけれど、車から降りた私の目にふと飛び込んできたのが、花びらが枯れ落ちたバーノニアの花。

 

 

彼女は冬になると毎年、額だけが残ったこの花を指さして、「ホント、かわいいよねー!花弁が枯れても、また茶色い花を咲かせてくれる♡」と同じことを言う。

 

だから私が(今年もまた、同じことを言うかな~)と、クスっと笑いながら枯れた花を眺めていると、彼女はそんなことはお構いなしで、「ミユ、こっちに来て!いい場所に連れて行ってあげる!」と言って庭の奥へと誘い出した。

 

前を歩く彼女は後ろを見ることもなく「ぬかるんでいるから、気を付けてね」と言ってくれるのだけれど、彼女は長靴、私はサンダル。

ズルっと転びそうになりながら、必死に彼女の後を追う。

 

内心、(どこまで連れて行くつもりだ?)と思いながら必死に歩を進める私をガーデンの一番奥まで連れて行くと、「ねえ!!見てみて!!」と言って、彼女は私の視線を促すように両手を広げた。

 

 

彼女が全身で指示した先にあったのは、枯れたノリウツギが両脇を飾る小道。

 

 

 

「茶色いノリウツギ、キレイだね!今一番お気に入りの場所!」と満面の笑顔で自慢する彼女。

 

そんな姿を見ていたら、我が家の庭でちょっと怪訝そうな表情を浮かべて言った彼女の言葉が蘇った。

 

 

『ミユがきれいだと思うなら、その花は雑草じゃない』

 

 

 

うん・・・、確かにそうだ。

 

 

枯れた花を大切に管理し、その中に美しさを見出している彼女を見ていたら、いかに自分が「人からどう思われるのか」とか「一般的に何が正しいのか」とかということに囚われているのかを突き付けられた。チクン汗

 

 

まっすぐに自分の気持ちに従える人は純粋で、心豊かだ。

 

そして、どんな時でも子どものような可愛さに溢れてる。

 

 

 

 

一面茶色に彩られたガーデンの中で紅一点。

足もとに小さなスノードロップが咲いていました。

 

 

せっかくなので、ガーデンソイルの春や夏の姿も・・・。

 

 

 


 

 

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