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こんにちは。幸せを運ぶ語りびと 中村美幸です。
ご訪問下さり、ありがとうございます。
このブログでは、小児がんを患った長男（渓太郎）との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。
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先ほど、ブライト信州さんによる「いのちと心のおはなし」vol.3最終回の収録を終えました。
対談させていただいたのは、これまでたくさんのご遺族の方と向き合い、悲しみを共にされた葬祭ディレクターの石坂さん。
最終回とあり、語り合いが深い、深い・・・。
特に後半は、お互いにどんどんと潜っていって、人間の「いのち」のワクを超え、生物としての「いのち」にまで話が及びました。
心の深海までダイブです 笑
そうなると、お互いの視点は「私のいのち」、「あなたのいのち」と言った「個人のいのち」という位置から離れ、細胞レベルのミクロの世界に潜ったり、上空から自分を見下ろすマクロの世界にまで飛んで行ったりしました。
すると、これまで当たり前のように思っていた「いのちは、一人にひとつずつ」という概念とは、また違った「いのち」の姿が見えてきたりします。
それは、「いのちの大きな流れ」。
私たち個人の「一人につき、ひとつ」という「いのち」は、太古の昔から脈々と受け継がれてきた「大きないのち」という流れの中に含まれているのだということ・・・
その大きな流れの中には、渓太郎のようにわずかな期間で旅立った「いのち」や、さまざまなカタチでの死、新たに生まれてくる「いのち」など、人のチカラではどうすることもできない様々な「生と死」含まれていて、その「大きないのち」の調和を保つ一端を担っているのだと・・・。
だとしたら、どんなカタチの「生」にも「死」にも、計り知れないほどの大きな意味があるのではないだろうか・・・。
これは、渓太郎の付き添い看護をしていた時、「小児がんを発症する可能性は、長野県で一年間に生まれる子のうち、一人がかかるくらいの確率です」と医師に言われ、その後、渓太郎の死についてとことん向き合った末に行きついた場所に似ています。
それは、「長野県の中で小児がんを発症する、「たった一人」に渓太郎が選ばれたことで、ほかの子どもたちの命が守られる・・・」という終着点でした。
渓太郎の母としては、「自分の子が死ぬことでほかの子の命が助かる」だなんて発想をしていたと思うと、いま振り返ってみてもゾッとします。
けれど、「我が子の死」という究極の現実を突きつけられていた当時の私の目にはきっと、「大きないのちの流れ」が見えていたのだと思うのです。
「私のいのち」、「あなたのいのち」と言った個人の「いのち」に深く目を向けることも大切。
けれど、それを大きく包み込むもうひとつの「大きな流れのいのち」の存在に気づくことで、もしかしたら、私たちはもう一度生まれて来た意味を取り戻せるのかもしれません。
だって、私たちはたぶん、「死なないことを大切にする」ために生まれて来たのではなく、「生きるために」生まれて来たのだから・・・。
「いのちと心のおはなし」vol.3の公開は2月13日です。
公開日になりましたらあたらめてお知らせしますので、是非ご覧ください。
～＊～ これまでに公開された【いのちと心のおはなし】はこちらよりご覧いただけます ～＊～
【いのちと心のおはなしvol.1】は様々なカタチの死と本気で向き合った対談です。
【いのちと心のおはなしvol.2】は、命を生み落とした『母』という立場と、日々誰かの死を弔う『葬祭ディレクター』という、一見相反する二つの立場をお持ちの方との対談です。
「いのちと心のおはなし」は、ブライト信州さんによって配信していただいております。
私にできることは、あなたと語り合い、心を通わせ合って、『あなたが抱えている悲しみや葛藤の奥にある「愛」に気づいてもらうこと』
『見える「いのち」ではなく、「いのち」の本当の繋がりを感じてもらうこと』
『あなた自身でも気づいていない、大切な人への愛に光を当ててもらうこと』
詳細・お申込みはこちらをご覧ください ⇒ 個別セッション「あなたと私のおはなしの時間」
