こんにちは。幸せを運ぶ語りびと 中村美幸です。ご訪問下さり、ありがとうございます。

このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

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今回のブログより、著書『その心をいじめないで』の内容を無料公開させていただくことにいたしました。(ページ順は不同となります)

そのような決断をさせていただいた経緯は、コチラ⇓よりご覧ください。

【コロナウイルスが蔓延していても、いなかったとしても天使の声は変わらないから…】

 

【プロローグ】 

選ばれて生きた500日もの「いのちの時間」

 

 渓太郎を出産した瞬間から一気にあふれ出した「愛情」に溺れた私。幾色にも彩られた幸せ色の日常が、当然のことのように未来永劫続くものと疑いませんでした。

 が、しかし四か月が過ぎた、あの日。私の目の前はモノクロームの世界へと、突如暗転しました。

「ほとんど症例のない、非常の悪い腫瘍です」

 専門医の口から、渓太郎を襲った絶望的な病魔の正体が告げられたのです。

 さらに――

「世界的にみても、今まで助かった例は一例もありません」

 未来を閉ざす「余命宣告」でした。

 それは、私が初めて、命には限りがある――という現実と対峙することになった〝命の時〟でもありました。

「新しい命」と向き合った150日 + 「死」と向き合い続けた350日

――ちょうど500日。

 これが渓太郎とともに生きた「いのちの時間」の証しです。

 

「渓太郎が『まさか』小児がんを患うなんて……」

「渓太郎を『まさか』亡くすなんて……」

 渓太郎が私に言わせたかったのは、こうしたネガティブな思いが連鎖する「まさか」ではなくて――

「『まさか』こんなに素晴らしい人生になるなんて……」

ーーではなかったのか。

(500日を生きるために)生まれてきた渓太郎は、死別に伴う諸々の負を抱え込みながらも、これを超える「命の在り処」や「生きること」の本当の意味を教えてくれました。

 生きていれば今年22歳になる渓太郎は、これからも母親の私を介して大切なメッセージを発信し続けていくのです。

 

 

次回は「小さな幸せ……数えられますか?」をお届けしたいと思います。

すぐにお返事をさせていただけるかわかりませんが、コメント欄にてご意見ご要望もお待ちしております。

 

(こちらのブログは自由にリブログしていただいて構いません)

 

 

 

 

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