こんにちは。幸せを運ぶ語りびと 中村美幸です。
ご訪問下さり、ありがとうございます。
このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。
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昨日は東京都狛江市にて、元リッツ・カールトン日本支社長の高野登さんをゲストにお迎えして、 【第2回「中村 美幸ひとり語り」】 を開催させていただきました。
今回のテーマは「すべての『存在』が生み出す光」
今回、私がお伝えしたのは、自分に与えられた難病を受け入れ懸命に生きる子どもや、その小さな命に光を当て、大きな意味を見出しながら生きる家族の姿が教えてくれた「存在の意味」。
どんな人でも、当たり前のように生活を送る中で、時には、自分の生きている意味が分からなくなったり、自分がこの世に存在する価値がないように感じたりすることがあります。
それはもしかしたら、人との比較や、平均や標準との比較などから生まれることが多いのかも・・・。
けれど、本当に大切なのは「生きている意味」や「存在する価値」を見出すことよりも、「存在すること自体に大きな意味がある」ということに気がついていくことなのかもしれません。
それを私に教えてくれたのは、自ら動くこともできず、寝たきりの状態の少女でした。
意識も鮮明ではない状態。
それでも、その少女の「存在」はお母さんに、我が子と一緒に生きられる喜びを与え、七五三や誕生日、七夕まつりや運動会などでは、子どもの成長に合わせたお祝いができる喜びや季節の行事に参加できる楽しみを与え、さらに、少女はお母さんに、言葉を超えて心と心で通じ合える力を与えました。
そして、肉体を離れてもなお、その「存在」はお母さんに勇気や喜び、学びを与え続けているのだと思います。
「なにができるのか」とか、「どんな実績があるのか」とか、「人よりなにが優れているのか」・・・
そんな外側で測れるものが生み出す幸せは、とっても限定的。
けれど、ただそこに在る「存在」が生み出す幸せは無限にあって、しかも、途切れることはないのだと、少女の「存在」が教えてくれました。
『目に見えてあるのが「実体」。
見えても見えなくてもあるのが「存在」』
そう私に教えてくれたのは、高野さんとのご縁を繋いでくださった横山塾塾長の横山信治さんです。
少女の「存在」は永遠に、幸せや喜び、たくさんの学びを生み出し続けるのだと思います。
星の王子さまが言う通り。
―――「大切なものはいつだって、目に見えない」
本当にそうだ!と感じます。
そんな私のトークが終了すると、高野さんと私の対談の時間が始まりました。
すると高野さんは、私がお伝えしたその少女の「存在」の話から、子育てや教育にまで話を展開して下さり、ご自身の子ども時代のこと、ホテルマンになるまでの紆余曲折までも語ってくださいました。
子どものころに抱えていた弱点や失敗談を交えて語られるトークの中に込められていたのは、参加して下さった皆さんや私に向けての大きな、大きなエールだったのだと感じます。
懐のサイズは、目で見て測ることはできませんが、高野さん在り方からあふれ出していたのは、計り知れないほどの懐の大きさでした。
うん・・・。
やはり大切なことは目に見えない。
それを目の前で感じさせていただいた気がします。
そして次回は、4月12日(日)に「中村美幸ひとり語り」が開催されます。
タイトルは、「あなたの足元に光を灯す」とさせていただき、『幸せ』に焦点を当ててお話をさせていただきます。
そして、お迎えするゲストは、オフィス・フォー・ユー取締役社長であり、横山塾塾長の横山信治さん。
おっしゃる言葉と行動がぴったりと一致されていて、「信頼」の言葉の意味を身をもって教えてくださる方です。
そんな横山さんが考える「幸せ」とは・・・。
どんなお話を聴かせていただけるのか、今から楽しみでなりません。
間もなくお申し込みが始まります。
お席に限りがございますので、興味のある方はぜひお早目にお申し込みください。




