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☆「幸せは足元に落ちている」~我が子を看送る時間の中で~@長野

【長野】6月22日(土) 14時~16時半(開場13時45分)

<場所>長野リサイクルプラザ多目的ホール

<入場料>2,500円(小学生~高校生500円)

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こんにちは。本当の愛と幸せを届ける講演家 中村美幸です。

ご訪問下さり、ありがとうございます。

このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

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「今日、私は患者家族の一人として、当時感じていたことや、病院スタッフの方とのかかわりの中で起きた心の変化をどこまでも正直にお伝えしたいと思います」

 

そう前置きをしてゲストスピーチを始めたのは、6月10日、長野保健医療大学で行われた「ヒューマンケア論」での授業。

 

 

 

テーマは

「病院スタッフが教えてくれた『絶望の中にある幸せ』と『生きる意味』」

~我が子の看取りの中で~

 

 

 

真剣なまなざしでまっすぐにこちらを見つめる175名の学生たちは、入学したばかりの保健科学部・看護学部の一年生。

 

つい2か月前、「いのちと向き合う人生」を選択した学生たちです。

 

 

聴いてくださる方の年齢や状況によっては、「死」を伝える際に言葉を選んだり、はっきりと発言することを躊躇することもありますが、今回は、学生さんたちのまなざしを見た瞬間、私の中に大きな覚悟が生まれました。

 

 

どんなに激しい感情も、包み隠すことなく、当時感じていたままを伝えよう! 

 

みなさんは、それが聴きたいはずだから・・・!

 

 

そして、「我が子を失うことは、人にとって最も大きな悲しみが伴うとも言われていますが・・・」という前置きをして、当時の私が感じていた悲しみの深さと、絶望の大きさを言葉にしました。

 

 

すると・・・

 

 

真剣な眼差しとともに涙を流す学生や、グッと下を向き必死に何かを考えている学生、両手をギュと握り私の悲しみを受け取ろうとしている学生もいました。

 

 

その根底には、

 

(この先現場に出たとき、この人ように子どもを亡くした母親と向き合うこともあるだろう…)

 

(計り知れないほどの悲しみや、生きる意味さえ見失いそうな絶望感に苛まれた患者家族とも対峙することになるだろう…)

 

という思いがあるようにも見えました。

 

 

 

そして、そんな学生の皆さんに私は、病院スタッフの先輩方が私に与えてくれた大切な宝物の数々をご紹介させていただきました。

 

 

渓太郎への余命宣告により、生きる意味を見失っていた私に病院スタッフの方が与えてくれたのは・・・

 

「渓太郎が生きている、今」を見つめる目と、渓太郎の鼓動を感じる手。

 

そして、

 

キャッキャと言うかわいらしい声が聞こえる耳と、存在への感謝を感じる心。

 

 

それにより、入院当初地獄だと思っていた病室は、私たち母子にとって、最も安らげる「居場所」へと変わっていったのだと・・・。

 

 

 

病院スタッフの先輩方の想いを、ほんの少しでも学生のみなさんの心へ紡ぐことができたら幸せです。

 

長野保健医療大学の皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

 

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