買い物をしていた私のもとに そのお母さんからメールが届いたのは、
今から３年前。
子育てに悩んでいるという そのお母さんのようすになにかを感じた私は
「今から電話で話せますか。」 とメールをし、
お店の駐車場で話を聞きました。
ため息混じりの消えてしまいそうな声・・・。
しかし
その声の中に、子どもに対する確かな愛があることに気づいた私が
「子どものことをすごく大切に思っているんだね。」
というと、その声は一気に涙声にかわり
やっと、一言つぶやきました。
「はい・・・。」
それから数回やり取りをしたある日、
そのお母さんからメールが届きました。
「美幸さんの話が聞きたい！
子どもが年長さんになったら、私、PTA会長に立候補します。
そして、保育園の講演会に美幸さんを呼びます！」 と・・・。
それから3年の月日がたった、今年の春。
そのお母さんから届いたLINE・・・。
「この度、会長になりました。 講演会に来てくださいますか？」
その言葉を見た瞬間・・・
（あの時の約束をずっとずっと抱きしめ続けていたなんて・・・）
その想いに胸を打たれました。
そして、
「どんなことがあっても行こう！！」
そのお母さんの思いに答えたい気持ちでいっぱいになりました。
そして、いよいよ。
今日がその保育園での講演会。
３年前に出逢っていながら
お会いするのは初めてだったそのお母さんの姿は
電話で話した時とは見ちがえるようでした。
生き生きとしたその姿に
３年間一歩づつ前に進んできたようすが映し出されていました。
そして、講演を終えた私に
会長さんであるそのお母さんがお礼の挨拶をしてくださいました。
涙を流しながら思いの丈を語るその姿からにじみ出ていたのは、
たくさんの心配や悩みを乗り越えてきた強さと揺るがない愛。
「どんな経験も宝物に変わる」
そのお母さんの姿が私に教えてくれました。
そんな思いが重なって実現した今日の講演会では、
参加してくださったみなさんの心の中にある子どもへの愛が
美しい涙となってあふれていました。
涙なしでは読めないご感想をたくさんいただきましたので
ぜひ、ご覧下さい。
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『幸せな親になろう！』 講演会のご感想
私は持病があり、薬を飲みながらの妊娠・出産でした。
検診に行くたびに不安でしたが、
でも無事に生まれてきてくれてからは毎日が当たり前でした。
でも、長男に発達が遅れていることが分かってから
人と比べたり、子どもを責めたり、怒ったりと毎日がつらく、
ほかの子どもと比べたりしていました。
でも、ようやく自分と向き合えて、
どんなに成長が遅くても、ゆっくりでも、
こうやって生きていてくれるだけで本当に幸せなのだと思うことができました。 （女性）
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私も第一子を亡くしました。
その経験は今でも忘れられず、
自分を責め、家族に心配をかけました。
そんな姿を思いだし
今回、渓太郎くんの話を聞いて
「幸せな親になろう！！」と思いました。
今生きている、幸せをくれる娘たちのために
「しなわせな親になろう！！」と。
今日はありがとうございました。 （女性）
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子育てって本当に大変なことが多くて、
日々悩んで悲しんでいたけれど・・・
大切なことを思い出させていただきました。
生まれてきてくれた日の感動やその時の思いを
どんな時でも忘れたくない！
と思いました。
本当に有意義でした！！
ありがとうございました。 （女性）
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ありがとうございました。
今、私は幸せです。
そう思えるのは、二歳半になるダウン症の次男を授かって、
育ててこれたからかもしれません。
子どもたちの寝顔を見ながら、
この幸せを命に変えてでも守らなくちゃ！といつも思います。
その気持ちを改めて強くしました。
ありがとうございました。 （女性）
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今、二人の子供の子育てをしています。
男の子ふたりなので毎日怒ってばかりで
余裕がなくバタバタと過ごしてきました。
でも、先生のお話を聞いて
もう少し自分自身を見つめ直したいと思いました。
生きていることが当たり前ではないと実感しました。
二人の子ども、夫や家族に感謝して
笑顔で子育てをしたいと思います。
貴重なお話をありがとうございました。 （女性）
※許可をいただいたご感想を掲載しています。
園児が作ってくれた豚汁をいただきました♥