□ 「幸せな人生のつくり方」 ~天使になった子どもたちが教えてくれたこと~
昨今、私たちの周りでは
「自分を好きになれない・・・」
「人との比較の世界に疲れてしまった・・・」
「未来への希望が見えない・・・」
などの気持ちから、仕事への意欲や家庭への安心感が持てなくなってしまう人が少なくありません。
その結果、生きることへの意欲までも奪われてしまう人が後を立ちません。
では、なぜそのようなことが起きてしまうのでしょうか。
それはきっと、自己肯定感や希望を持つことは、スキルを学んだところで獲得することが難しいためだと思われます。
皮肉なことに、私に 「かけがえのない幸せ」 や 「生きる希望」 をもたらしたものは、人生で最も過酷な我が子との別れの経験でした。
絶望のさなかに、それとは真逆の感情を獲得したのです。
渓太郎の命の期限が刻一刻と近づいていくのを目の当たりにしていく中で、私は少しづつ
「幸せとは、環境や状況、他者が与えてくれるものではなく、一人ひとりの心のあり方によって作られるのかもしれない・・・」
ということに気づき始めました。
すると、そんな私に悲嘆の現実がはっきりと “ 本当の幸せの意味 ”と “ 人の価値 ” について教えてくれたのです。
「本当の幸せとは、普段、まったく目を向けることがないくらい当たり前にあるもの。」
そして
「人の価値とは、プラスアルファによって決まるのではなく存在そのものである」
ということ。
「自分はどうしたら幸せになれるのか」 「どうしたら人生に希望が持てるのか」 と考える前に、幸せの本質と自らの価値に気づくことにより、どんな状況の中に置かれている人でも深い部分から心を温めることができます。
言い換えれば、その温もりは “ 自分らしく生きるためのエネルギー源 ” 。
温かなエネルギーを獲得することにより、はじめて仕事は質の高い時間となり、プライベートは豊かで安心感にあふれた時間になっていくのだと思います。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
□ 「幸せな親になろう!」 ~天使になった子どもたちが教えてくれたこと~
☆ PTA講演会向け ☆
子育ては心配と苦労の連続だと言われています。
我が子のより良い未来を願うからこそ生まれる心配や、ほかの子どもとの比較の中から生まれる焦燥感、親としての未熟さを感じる罪悪感など・・・。
では、そのような子育てから解放され、幸せな子育てにシフトチェンジしていくにはなにが必要なのでしょうか。
私も渓太郎との闘病生活の一年間は心配と苦労の連続でした。
そればかりか私は
「渓太郎はなぜ生まれてきたのだろう・・・。」
と、我が子の人生に疑問を持つことさえありました。
しかし、そんな私を救ったのは、 「未来への希望」 や 「親として成長すること」 ではなく、 “ すぐ目の前にある幸せに気づくこと ” でした。
私たちは
「すでにあるもの」 「そばにいる人」 「今できること」 に対し、改めて幸せを感じることなどありません。
例えば、子どもが帰宅したとき
「今日も、元気に帰ってきてくれた!」 と喜びを感じる人はほとんどいません。
元気に帰ってくる保証など、どこにもないのにもかかわらずです。
しかし、もし 「我が子が今、元気でいること」 に感謝の気持ちを持つことができたら・・・
きっと、子どもに向けられる日々のイライラや、それによる自己嫌悪などの感情の多くは静かに消えてなくなるでしょう。
渓太郎が生きた500日の映像と共に 「我が子が今、ここに生きている幸せ」 を感じてみませんか?
そして、私たちが本来持っていた子どもへの無償の愛をもう一度感じ取ってみましょう。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
□「命と心の授業」~自分も人も大切にするために~
☆ 小学4年生から中学・高校生 ☆
誰もが心を痛めているにもかかわらず、子どもたちのいじめニュースがあとを断ちません。
では、どうしたら子どもたちは他者を大切にすることができるようになるのでしょうか・・・。
そのようなことを考えたとき、私はある子どもたちを思い出します。
それは、小児腫瘍病棟で渓太郎や私と一緒に闘病生活を送っていた子どもたちです。
学校へ行くことも、遊びに行くこともできないばかりか、家族と暮らすことさえ許されず、辛い治療を繰り返していた子どもたちは、すぐにでもそのイライラや切ない気持ちを他者にぶつけてしまってもおかしくない状態でした。
しかし彼らは、それとは逆に、他者に対して深い思いやりを持ち、感謝の気持ちで日々の生活を送っていたのです。
では、なぜ過酷な状況に置かれた子どもたちが、深い思いやりと感謝の気持ちを持つことができたのでしょうか。
それは、「友達を大切にしなさい。」 「感謝の気持ちを持ちなさい。」 と教えられていたからではありません。
子どもたちは闘病生活を送る中で自然と、
「周りの人を幸せにするためには、まずは自分を大切にすること」
ということを理解していたためだと思います。
なぜなら、いくら 「友達を大切にしなさい。」 「感謝の気持ちを持ちなさい。」 と言われても、自らの心が空っぽであれば他者を思いやる余裕などありません。
まずは自分を大切にし、自らを愛することができるようになって、ようやく人への思いやりや感謝の気持ちが湧いてくるのだと思うのです。
重い病気と闘いながら、自分も人も大切にしていた子どもたち姿は、きっと同年代の子どもたちの心に大きな希望と勇気を与えてくれると思います。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
□「いのちと心のお話し会」
☆少人数向け☆
当たり前のように過ごしている私たちの日常生活は、小さな奇跡の連続で作られています。
しかし私たちは、なかなかそのことに気づきません。
朝を迎えられることも、自分が生きていることも、大切な人がそばにいてくれることも・・・
いつの間にか当たり前だと思い込んでしまっています。
でも、もし・・・
朝を迎えられることに喜びを見出すことができたら・・・
自分や大切な人が生きていることに感謝することができたら・・・
きっと私たちの日常は常に豊かで、喜びに満ちあふれたものになるでしょう。
「小さなお話し会」では、参加者が感想をシェアしたり、質問をしたり、自由で温かな雰囲気の中で
「本当の幸せとは・・・」「愛とは・・・」などを聞いていただきます。
講演会などではなかなか味わうことができない豊かで優しい時間を感じていただけると思います。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
☆ 講演会の様子・ご感想などは 講演会風景 よりご覧下さい。 ☆
詳細はHPをご覧ください⇒ 中村美幸公式ホームページ