”ハーセプチン” の副作用 広島大学病院乳腺外科 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

いくつか前の記事で
を発信しました。

乳癌治療前の乳癌の状態(ステージ3C)と
術前化学療法
 (FEC×4→ドセタキセル+ハーセプチン ×4)
後の画像で、抗がん剤効果がビジュアルに
分かる画像などを再掲しました。

分子標的薬ハーセプチンは、
進行が速く、予後が悪かったHER2陽性乳癌
の予後を数年単位で大きく延ばした、
夢の新薬だったと言える薬剤
です。

※私の乳癌はpCRはしなかった、
  でも、今生きているのは、手術、抗がん剤
  放射線、全ての集学的治療のおかげ、
  中でも、ハーセプチンのおかげが大きかった
  んじゃないかな、と思います。
   (合わせて、藁と分かって試した活性化自己リンパ球
    療法で増やした自分のリンパ球も頑張ったのかも
    しれないし…。
    ↑高額なのでお勧めするわけじゃないですよ。
        癌を縮小させる力があると思っていません。
        三大治療で落ちた免疫力の回復と、気持ち的な
        やれるだけのことはした、という納得性、かな)

副作用も、従来の抗がん剤の比でなく軽い
のですが(比較的強く副作用の出た私も
軽く感じました)、
副作用がないわけではありません。
 (どの薬剤にも副作用はあります)

副作用について書かれた、
広島大学病院乳腺外科のブログ記事を
ご紹介リブログさせていただきます。


【因みに、私の場合 (再掲)】

★  2017/6/16 投稿

ーーー

2014年9月26日(金)
ドセ+ハーセプチン1回目

ハーセプチンの怖い副作用は、ほぼ初回に
出る、と、多くのお医者様が言われてます。

私も、FEC、ドセ+ハーセプチンで
最も怖かったのが、ハーセプチンの初回。

点滴が始まってから、どんどん
悪寒が激しくなって、
身体を押さえ付けられないと、
自分では動きが止められないくらい、
ガタガタ、ガタガタの震え。
看護士さん呼ぶ言葉も、歯がガチガチ、
ガチガチ言うだけで、言葉にならない。

ナースコールを押して、
カーテンの後ろにいる先生、看護師さんに
来ていただきました。

怖かった~😱

毛布をかけて、大きなカイロ?を抱かせて
いただき、温めていただいて、
点滴の速度をさらにゆっくりにして
  (元々初回はゆっくり点滴してたのですが)
続行しました。

ハーセプチンの点滴が終わったら、
すっと、震えも悪寒も止まりました。

2回目は、毛布と抱きカイロをあらかじめ
準備していただいて臨みましたが、
不要でした。

正に、初回だけの副作用でした。


ー◆ー◆ー◆ー

★2017/6/17 投稿

ーーー

2014年  9月26日(金)  1回目
2014年10月17日(金)  2回目
2014年11月  7日(金)  3回目
2014年11月28日(金)  4回目

ドセ+ハーセプチンの前にFEC療法を
しているので、
FECと同様の副作用は、FECの副作用が
残っているのか、ドセやハーセプチンの
副作用なのかは、正確には分かりません。
以外は、総じて、
FECより遥かに副作用
は少なく、楽でした。

(娘の携帯~メール~依存対応に手をとられ
  副作用を感じてる場合じゃなかっただけ
  かもしれません😅)


ドセタキセルの副作用

▼脱毛

▼嘔吐、吐き気
       弱めの嘔吐止めで制御できた程度
       でした。
 
▼臭覚、味覚異常
        臭覚異常は、だいぶ弱くなりました。
        味覚異常は、同程度に続きました。
        私は、つわりもキツかったのですが、
        そのレベルでした。

▼白血球減少(骨髄抑制)
      FECで落ちた数値が、十年来の
      5千台まで戻らなかったものの、
      4千台まで戻っていったので、
      ドセタキセルでの骨髄抑制は、
       ほとんどなかったか、投与1回 の
       期間で復活できる程度でした。

       途中、貧血のような症状が出た日も
       あったけれど、血液検査の数値上は
       下がっていなかったので、
       貧血だったのか、別の要因で体調が
       悪かったのか、定かではありません。

▼爪
       親指の爪の根元が少し変色しました。
       抗がん剤治療が終わってからも、
       しばらく戻りませんでした。

▼下痢
        私は、ほぼ症状なしでした。
        言われてみれば、少し弛くなったかも、
        という程度。

▼口内炎
        なりませんでした。
        (FECの時と同様の予防はしてました)

▼浮腫み
         私は、なりませんでした。

▼痺れ
         私は、なりませんでした。

▼皮膚、湿疹
         私は、なりませんでした。


ハーセプチンの副作用

投与中の悪寒、震え

動悸、息切れ(心毒性)
        動悸は、回を重ねる毎に大きくなり、
        心臓大丈夫かなぁ❔と不安にはなり
        ましたが、生活に支障が出るほどには
        なりませんでした。

        治療前に心エコーを取ってもらえば
        よかったと、今振り反れば反省点です
         (治療前に思い付いていたとしても、
          私の通う病院は心エコーが最も混んで
          いて、空くまで治療開始を待てない
          状況だったので、無理だったのかも)
         
        治療前の値がないので抗がん剤による
        影響が分かりませんが、
        抗がん剤治療後の値は、それ以上
        下がればハーセプチンを休薬すると
        書かれている値ギリギリでした。

        主治医T先生は、「歳相応に衰えてきて
        いる、少し衰えが速いってとこかな。」
        喫煙歴も長いので自業自得かな😓

      ハーセプチンの心毒性は、
    可逆性  (元に戻る)ですが、
     FECの心毒性は不可逆性
       再発・転移治療前に、心エコー入れて
       もらって、現状確認しておこうっと。
       (入れてくれるかな?)
       
ハーセプチンの副作用は、
    皆さんが言われている通り、
    初回は怖かったけど、後は、
    従来の抗がん剤の比でなく
   軽い、と思います。


ー◆ー◆ー◆ー

★2017/7/15投稿

ーーー

術前  2014年9月26日(金)  ~ 11月28日(金) 
術後  2015年3月6日(金) ~ 12月5日(金)

前の記事
(術後補助化学療法  ハーセプチン単独14回)
で書きましたように、
通院の時間が取られる以外は、
いたって普通の日常生活
を送れました

副作用は、アンスラサイクリン(FEC、
EC、AC)、タキサン(ドセタキセル、
パクリタキセル)といった、
従来型の細胞毒抗がん剤と
比べものにならないくらい軽い

おそらく、ほとんど全ての方に言えるのでは
ないかと思いますが、

副作用(デメリット)に対して
効果(メリット)が、これほど
見込める抗がん剤はない

  ※ただし、初回のみ、要注意
    心配な方は、入院治療をお願いしたら、
    よいと思います。

  ※私、中外製薬の回し者ではありません(笑)

HER2陽性乳癌の怖さからしても、
   ハーセプチン治療は、
   しない手はない、
と思います。

他の細胞毒の従来型抗がん剤治療は、
する、しない、価値観によって、
意見の分かれるところだと思いますが。


⬛ハーセプチンの副作用

▼投薬中の悪寒、震え
    (初回限定)
 
術前に、
が出たので、
3か月振りの術後の初回も、警戒して
みました
  (毛布と抱きカイロを準備していただいた、
   あくまで他力^^;  
   M病院の化学療法センター、お勧めです)
が、何事も起こりませんでした。

本当に、
自分の身体に
初めて注入される時だけの
副作用のようです。


▼動悸、息切れ、血圧上昇
   (心毒性)

動悸は、回を重ねる毎に大きくなり、
心臓大丈夫かなぁ❔と不安にはなりました
が、5~6回目くらいで頭打ち感があり、
それ以上悪化もせず、生活に支障が出る
ほどにはなりませんでした。

血圧は、日頃、上は110~120、
術前化学療法で120~130くらいだったのが
140~150、時として150超え。

主治医T先生に、
「気になるんだったら、血圧計買って
   毎日計ったら?」
と言われ、オムロンの血圧計を購入し、
計っていました。
ハーセプチン治療中は高めで推移しました。

  (最近、すっかり別の事に紛れて、
   健康管理が疎かになって計測していない
   のですが、120前後に戻っていました。)

不可逆性(蓄積して、元には戻らない)の
心毒性をFECから受けたかもしれない
後なので、致し方ないかな、という、
レベル感でした。

※FEC治療前に心エコーを取ってもらわ
   なかった(当時、知識がなさすぎた)のが
   悔やまれます、反省点です。
   アンスラサイクリン治療を受ける方は、
   治療前に心エコーして、治療前の状態を
   把握しておくことを、お勧めします。

  ハーセプチンの心毒性は、
 可逆性  (元に戻る)ですが、
  アンスラサイクリンの心毒性は不可逆性。

怖さはこちらの副作用の方が怖かった
(気になった)のですが、
生活上は、下記の湿疹の方が悩まされ
ました。痒いのはイライラするから~。


湿疹?蕁麻疹?
 
5~6回目からだったかなぁ、ちょっと
記憶が曖昧ですが、

毎回、ハーセプチン投薬後に、
なぜか、前回針を刺した付近から、
湿疹?蕁麻疹?が出始め、
主として肘から下の腕の血管かリンパ管に
沿って広がる、
1週間ほどて、ほぼ収まる、

そんな感じの湿疹?蕁麻疹?
悩まされました。かなり、痒くて

ハーセプチンの副作用に湿疹、蕁麻疹は
記載されていないようで、

さらに、術前には出なかったし、
自由診療のリンパ球点滴を始めてから
出始めた事象だったので、

主治医T先生はリンパ球点滴側を疑って
いたようですが、

ネットのブログで何人か、ハーセプチン
で湿疹が出ている旨、投稿している人も
いた、ということや、

ある時、M病院でハーセプチン点滴が
終わってすぐに湿疹が出始めたので、
現行犯逮捕❗の如く、
主治医T先生に、実物を見せることができ、

「中外製薬の人(営業?)が来たら、
   言っとくよ。」

M病院の皮膚科で、中くらいの
(いや、調べると、強い、になってたかな?) ステロイド塗り薬を処方されました。

近所の皮膚科の先生
    掌蹠膿疱症で何年もお世話になったり、
    娘のイボを2回の治療で綺麗に取って
    くれたり、
    よく調べて、論理的に納得性のある
    説明をしてくれるので、
    私は信頼している先生
にも診てもらいましたが、

先生:
  実は、僕、昔M病院にお手伝いに行ってた
  ことあるんだよ。話さなかったっけ?

  (しばし、M病院の皮膚科の名物先生の
    話で盛り上がる)

  僕も、同じような薬を出すしかないなぁ。
  製薬会社違うから、試しに一応持ってく?
  それと、あんまりお勧めしないけど、
  デルモベート(最強薬、掌蹠膿疱症で、酷い
  時だけ、だいぶお世話になった薬)も
  持ってく?

私:
  確か、皮膚が薄くなりますよね?
  もっと悪化するようだったら、もう一度
  デルモベート出してもらいに来ます。
  とりあえず、中くらい(一応、「強い」に
  分類されてたかな)のだけ、もらって
  いきます。

ということで、中くらいのステロイド薬と
その後、ステロイド薬塗り続けるのも嫌だ
なぁ、と言ったら、
主治医T先生が処方してくれた、
レスタミンも併用して
対症療法で、凌ぎました。

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