”本庶先生の偉業と、免疫治療に対する誤解” 関明彦 癌カテーテル治療医 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

私のブログの読者さんには
肝転移を抱えて、抗がん剤の効き具合いや
治療に大変な思いをしている方々がいます。
ご自分も大変な中で、私の逆境(5ch掲示板
問題と諸々)に、いつも優しいコメント、
メッセージを下さったのも、
厳しい状況にあるブロ友さんたちでした。

肝転移(だけではないようですが)の
カテーテル治療(動注化学療法、動注塞栓術)
を行っている、心ある熱い癌治療医と
お見受けした、
関明彦先生のブログ記事をご紹介しました。

丁度、肺の影の造影CTの結果を間近に
控えていた時、
そんな私のことを気にかけてもらっていた、
別のブロ友さんが、肺転移に有効な
凍結療法の紹介記事を発信してくれました。

(私はブロ友さんのために紹介したい記事を
  発信し、私のためには別のブロ友さんが
  紹介記事を発信してくれた…
  私は、そういう繋がりに心温まり、
  そういう繋がりを大切にしたいと
  ブログを続けてきました。
  何度も何度も長きに渡り
  妨害され続けてきましたが…)


私がリブログさせていただいたり
紹介させていただいたり、
アメンバーだった方々は、
皆さん、優しく、強く、
自分らしく生きていらっしゃる、
素敵な方々です。

私のブログに書かせていただいたり、
ご紹介させていただいた医師の皆様も
皆さん、真摯な、熱い臨床医の方々です。
(勿論、通っている主治医も)

※私は、少し冷静で余裕があるからか
  治療法よりも、「心ある」、患者に真剣に
  向き合って下さっている「心」を感じて
  ご紹介しています。
  芳しくなかった結果、医療不信、医師・
  病院不信に陥りかけた不可解な出来事が
  あったからこそ、逆に様々な真摯な先生方
  (医師たち)に巡り会え、医療、医師たち、
  病院を信頼するに至った、
  その大切さをお伝えできたらいいな、
  と、1患者としてブログを綴ってきました。
  初期治療ではありますが、
  最大の集学的治療
   (抗がん剤、分子標的薬、手術、放射線、
    自由診療の活性化自己リンパ球療法
    まぁ、当時あった免疫療法。
    遠隔転移や皮膚転移が強く疑われるギリギリの
    ステージ3Cでの初診、不可解な出来事のおかげで、
    画像検査、病理検査~病理医の先生とも直接お話
    する機会がありました~、腫瘍マーカー等血液検査
    医療統計というかカプランマイヤーもだいぶ見た
    免疫についてもかなり学んだ)
 今ある最大限の西洋医学のおかげで、
 今、私は生きています。
 転移しないとは思えない状態だったから
 転移後の治療についても自分事として
 だいぶ考えました。
 学んだこと、「心」かな、を、
 読者の皆様にお伝えしたくて、
 ブログを続けてきました。

前置きが長くなりましたが、
関明彦先生のブログ記事を
リブログ紹介させていただきます。

丸ごと全て共感します。
臨床現場での実態も教えていただいている
生の有り難い情報です。


効果の実態

オプジーボやキートルーダも、
さらに新薬も含めて、

(略)

ただ、使ってる、
その結果を患者さんから直接感じている
我々医療者にとって、

まだ、万能薬ではないです。

(略)

我々が免疫治療がすごいと感じるのは、
従来の殺細胞性抗がん剤とは
全く違う結果が得られ、
また従来の抗がん剤と併用できる可能性も
出てきて、治療の幅が広がった、
これは事実です。

ただ、免疫治療でがんが消失することは
本当に幸運な人だけです。

がん治療は、合わせワザ、集学的治療です。
免疫治療は、
数多いがん治療の軸のひとつとなり、
大きな希望となりましたが、
それだけではダメです。

免疫チェックポイント阻害剤の
現段階の実態だと思います。

心ある癌治療医師、臨床医の皆様、
口を揃えて同じことを書かれています。


◼副作用の実態

また、免疫治療には、
間質性肺炎や腸炎などの、
非常に特有の副作用が起こり得ます。
これはがん拠点病院でも
対応に苦慮することが多く、
運悪くクリニックで受けた
免疫治療まがいの医療行為で
重篤な副作用を生じた場合、
十分な副作用対策をしてもらえず、
死に至ることも考えられます。

やはり日本臨床腫瘍学会の
薬物療法専門医がいるような施設で
受けるべきでしょう。

これも、使われた臨床医(腫瘍内科医)の
先生方が同じようにお書きになられていたり
患者さんのブログでもお見受けします。

免疫チェックポイント阻害剤は
結果を出せる免疫療法であるが故に、
副作用も、従来の自由診療で扱われる
免疫療法に比べて大きいようです。


怪しげな自由診療の免疫療法に注意


怪しげな、
完治します
副作用が少ないです
自費です

(略)

こういうところに行ってはダメです。

(略)

冷静に考えてください。
臨床研究され、結果が証明されたものは、
日本でも保険診療として
提供されているはずですよね?

(略)

良い治療は、
みなさんに均等に提供できる環境が
できています。
保険診療で受けれるはずです。


怪しい自由診療に流される原因


こういう訳のわからんクリニックの
免疫治療に走ってしまう理由は、

がん治療が現状、
完治までもっていけるケースが
限られている、
この現実と、
完治への強い人間の願望、
両者のギャップが原因でしょう。


仰る通りだと思います。


共存の重要性、癌治療の戦略

常々、共存は時に完治と同等であること
を書いてますし、
実際に当院の治療を開始して1年以上
の方もだいぶ多くなりましたが、
心の葛藤をかかえながらも、
立派ながんとの共存をされています。
みなさん、退院したら、
ほぼ普通に生活されています。

完治だけが、
がん治療の正義やゴールではないんです。

本庶先生が開発された免疫治療は、
がん治療に革命をもたらしてくれました。

免疫治療が
保険診療で適切に受けることができる時代
になって、我々はラッキーですね。

だからこそ、ゴールを間違えずに
従来のがん治療を含めて
適切に、集学的ながん治療を
みなさんも選択してください。


まさに、まさに、
仰る通りだと思います。


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