「
●口でいうより、紙で見せる効果は絶大
●医師には、薬剤名と分量を正しく伝える
」
私も同感です。
因みに、私の通う病院では、
抗がん剤治療中の、体調や副作用の
記録用紙(日誌)を渡され、
毎日記録して次回診療時に提出するよう
指導を受けます。
所定項目もあり備考欄もあって、
私は性格上、細かく書いて提出しました。
医師は大勢の患者を看なければならない、
医師が患者の状況把握するための、
医師でなくても出来ることは、
仕組み作りとか患者側の努力も必要だと、
(医師不足、医師の過剰労働を解消し、
それが患者のためにも繋がる、
Win-Winの関係、「ともに生きる」って
ことかな、とも)
思います。
「
●医師の方針に納得しなければ反論する
私「今日は抗がん剤を減らすんですか?」
先生「もちろんです!」
私「えー、減らすほどの痛みじゃないから、減らさなくてもいいんじゃないかと思うんですけど」
先生「いや、減らしましょう! 我慢したら治療は長続きしません!」
私「・・・今、ここが痛い理由ってなんなんでしょう?」
先生「わかりません」
」
とっても共感するやり取り。
私は、まだ、初期治療の経験しかないので
経験としては語れませんが、
逆に、初期治療で濃いやり取りをして
悟ったところがあるので、
無理はしないとは思いますが、
抗がん剤の量が無理かどうかの見極めが、
やはり、そんな私でも、
減らして癌が増大する恐怖感に負けて
冷静な判断ができないかもしれないから、
医師の経験に基づく判断は大切何だろうな、
と思います。
「(痛みの理由は)わかりません」
と普通にはっきり仰る医師が
信頼できる臨床医だと思います。
※治療内容について「わかりません」
という単純な知識・経験不足との見極め、
が、素人の患者には難しい場合も
ありましょうが…。
「
●知りたい情報を医師が教えてくれなかったら自分からたずねる
」
私は、これが最重要だと思います。
知りたい情報は人それぞれ、
患者それぞれに違いはあろうかと思いますが、
納得性って、大事だと思います。
「
私「腫瘍マーカーはどうでしたか?」
先生「これです(紙を渡す)」
私「うわ~、数値が5分の1になってるじゃないですか(早く言えよ~)」
先生「腫瘍マーカーっていうのは指標にならないんですよ」
私「そうなんですか?」
先生「上がったり下がったりするもんなんですよ」
私「でも、この場合は喜んでいいでしょう?」
先生「あとでがっかりするだけですよ」
主治医は、初対面のときから、楽観的なこと、安易な結論、をぜったいに口にしません。
」
私が巡りあった医師(皆さん経験豊富な医師
でした、研修医以外は)は、
医学的根拠のない安易な励まし、慰めは
決して仰いませんでした。
だから信頼できるのです。
また、患者集団の臨床試験結果や統計も
あくまで「患者集団の」ということも説明し
臨床経験上の事実も、あくまでご自分の経験
や勘どころとして教えて下さる、
そこの付加価値が、私が臨床医に求める
臨床医にしかできないことだと
思っています。
(あくまで、私は。)
ーーー以上、患者さん記載の引用箇所
への共感、私の考えーーー
ーーー以下、押川先生の記載箇所
への共感、私の考えーーー
「
「必ず次の問題は生じる」
「問題解決法を見つけることは重要だが、
問題に対処する心構えを
身につける事がもっと重要」
」
まさに、仰る通りだと思います。
(癌じゃなくて、別のことで悩まされていた
私の心に響きました。
思い出させていただきました。)
「
患者さんに寄り添っていると言われることがありますが、実は
「スパルタ」医師
ということが、遂にばれましたね(笑)。
」
「寄り添う」と「スパルタ」は対極の
概念ではない、と、私は思います。
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