【再掲】抗がん剤は毒薬ゆえ副作用は強い、が効けば武器 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

昨年、10月28日に、抗がん剤について
書いた記事を再掲します。

乳癌初期治療(遠隔転移前)の
標準治療≒MAX抗がん剤治療
  (アンスラサイクリン:FEC、
    ドセタキセル+ハーセプチン)
経験者としての感覚です。

  ※薬剤の分類上も、「毒薬」「劇薬」だし、
     (看護師さんも、防護するエプロンみたいなのを
        身につけてますしね…
       トイレは子供と同じトイレでも大丈夫、
       といった説明も受けたりもしましたし…
       そういう薬剤なんですよ)
    因みに、副作用は軽く感じた方だとは
    思いますが、それでもね、
    しっかり、毒薬だとは感じましたよ、、。
    一方、その恩恵も、それなりに
    受けましたよ、、。
    手術で取り除けない、皮膚浸潤は免れたし
    胸骨傍リンパ節転移は画像上消えた、、。
    乳癌に対しては最強とみなされている
    抗がん剤で pCRしなかったから、
    抗がん剤の限界(少なくとも、私の癌に
    対しては、根治力はないこと)も
    悟りましたが、、。
      ⬆抗がん剤で殺せなかった、原発巣の
          遺残癌は、手術で取り除けています。


=◆=◆=◆=◆=

【2017年10月28日】

ご訪問ありがとうございます。

抗がん剤は毒薬です。
(致死性の副作用も、標準量=最大耐用量での
 発生率は、それほど高くはないけれど、
 発生する人がいる)

でも、
手術、放射線治療ができない状態で、
増殖、進行の勢いが強い癌細胞の
勢いを抑えるには、
抗がん剤くらいしか、
効く確率の高い武器がない
のも、
また、現実です。

自己免疫力(NK細胞)が、癌細胞の増殖に
負けて癌が増殖の勢いを増している状態な
わけなので。

ただ、自分の癌細胞に
効くか効かないかは
やってみないと分からない。

毒薬だから、
必ず副作用はあるけれど、
その程度も、
やってみないとわからない。

※毒薬だと認識して覚悟していれば、
   副作用への混乱は少ないと思うけど
    (私の場合。なので軽く感じた部分も
     あるかと思います)、
  認識していなければ、同じ副作用の強さ
  でもパニックするかもしれない…。

 ※副作用に負けないためにも、
    合わせて自己免疫力UPは
    必要じゃないかな。(総力戦)

自分の癌の特性や状態を観察し、
臨床試験結果という患者集団のエビデンス
と、医師の経験上の勘を参考に、
使うか使わないかを判断するしかない。

一律に、抗がん剤は
使うべきじゃない、とか、
使うべきである、とか、

そういう報道の仕方や、
医師の強い押し付けや、

その一律、極端な考え方に惑わされたり
  (それだけなら自己責任と言えば
   自己責任だけど)
他人
  (あるいは、家族でも、よかれと思って
   勧めるのも、、、)
にその
考えを押し付けるのは
やめようよ、

患者本人が、自分の納得する方法で
後悔しないように、よくよく考えて
決めればよいだけのことで、

治療している他人を批判
したり、
治療していない他人を批判
したり、
は、やめようよ

と、私は思います。

因みに、私は、
考えたり、今ほどの知識を得る時間的余裕
もないまま、
術前化学療法に突入し、

結果的に、
癌細胞が消える(pCR)には至らなかった
けれど、

 (標準治療では、パージェタや、
  他の抗がん剤を足せなかったことは、
  本当に残念で、受け止めるのに、時間は
  かかりました。
  標準治療で他に手がないので、術後の
  ハーセプチンに活性化自己リンパ球を
  藁との認識でも追加しました。
  理論的にはイケるはずなのだが、人間の
  身体はそう簡単でないようでエビデンスも
  ない、、)

手術で取り除けない皮膚浸潤は免れ、
手術で取り除けない胸骨傍リンパ節転移や、
郭清するとリンパ浮腫リスクの高まる
レベル3のリンパ節転移も、
画像上は消えて、

グングン大きくなっていた癌の進行の勢い
を止められたと思うので、

抗がん剤治療は、してよかったのかな、
と思っています。

 (抗がん剤を使わずに、手術だけした場合、
  結果がどうなったかは、分からないですよ。
  個々人の結果も、 選択した方しか
  分からないから、比較しようがない。
  結果を自分がどう受け止めるかだけ。
  個々人が、どう受け止めているかだけ。)

もしも、全く効果が出ない結果に終わっても
抗がん剤治療したことへの後悔はなく、
諦めもついたはずです、
やれるだけのことはやったのだから、と。
  (あくまで、私の性格、考え方)

では、遠隔転移後に同じように抗がん剤治療
をするかと問われれば、
転移の状態、その時々の癌の増殖の勢いと
癌による症状、副作用の想定などを、
よくよく考え合わせて、
使うか使わないか、どの薬剤を使うか、
どんな量で使うか、
を検討します。

HER2のまま転移したら(生検できるなら
したい)、ハーセプチン、パージェタという
分子標的薬は、
確実に使ってみる予定です。

※増大しても、副作用がきつくなければ
  使い続けると思います。
  増大の勢いを弱めてくれている可能性が
  あるので。
  (術前に、ハーセプチン+ドセで癌は縮小
   しなかったけれど、HER2の発現は
   減っていたし、術後のハーセプチンで
   遠隔転移までの期間を延期できたと、
   私は思っているので)

ーーーーー

【乳癌ステージ4のブロ友さん
   からのコメント】

同感です。


とても分かりやすい説明ですね。
毒薬ゆえに癌に効くのです。

副作用と言っても、一時的なもの、

毎回現れるもの、

いろいろあるかと思いますが、
私はだんだんと慣れて来ています。

抗がん剤を毛嫌いされている方や、

躊躇されている方が

この記事を読んで欲しいと思います。



【私の返信】


そうなんですよね。
そのくらい強くないと、勢いのある癌の
増殖を止められないんですよね。

新薬が開発されればいいんですけど、
今あるものを上手に使うしかないから。

容認可能な副作用で、
効いていて(増大を抑えていて)
癌の症状が和らいでいれば、
抗がん剤は有り難い薬ですよね。

ブロ友さんには恩恵があったのだから、
有り難い薬ですよね‼

副作用に注意しながら、
自分の免疫力をUPしながら
上手く使っていければいいですね。

ブロ友さんの記事にビックリしたのもあり、
この記事を書いてみました(^^)