【再掲】初期治療(ステージ3まで)は『根治』を目指す! | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

昨年8月31日に、

私と同じ、ステージ3C
(私は胸骨傍リンパ節転移、彼女は鎖骨下リンパ節転移
 といった違いはあるけど、
 手術で取り除けないことは同じ)

副作用のキツかった術前化学療法を
乗り越えつつ、手術が見えてきたら、
手術が怖くなったり、
胸がなくなっちゃうの嫌だなぁ、
って落ち込んだり、

断捨離したり、生き方を考えたりしている
癌患者のブログを見て、
癌=死と思っちゃっての死への不安かな?
が襲ってきたりしていた、

ブロ友さんに送ったエールを、
同様の悩み・不安を抱えた、
同様の初期治療をしている同病者向けにも
発信した記事を再掲します。

局所進行乳癌、特にステージ3Cだと
考える時間的余裕もなく、
強烈な副作用のある
  (感じ方は人それぞれですが)
術前化学療法に突入しますよね。

同じような状況の方々
(特に術前化学療法中の方々)への、
それを通り過ぎてきた
経験者からのエールです。

=====

【2017年8月31日】

ご訪問ありがとうございます。

読者の皆様にも応援していただいている、
ステージ3C、HER2タイプ(だよね?)
で初期治療中のブロ友さん。
   ⬆その後、HER2タイプではないことが
       分かった(ご本人はタイプを意識していなかった)

おそらく、同じような、悩み、苦しみを
抱えている同病者の方も多いと思うので、
ブロ友さんに送ったコメントを、
本ブログ上にも転記します。


ステージ3Cまでの治療
   の目的

ステージ3Cまでは、
かなりの確率で
根治(癌が身体から全て
いなくなる)を狙える

手術は、
身体から癌を取り除くための治療。
胸はなくなっちゃうけれど、
取り除かなければ、
癌細胞が血液やリンパを通って遠隔臓器に
着床して、
それが育って目に見える大きさになって、
さらに成長してしまい本来の機能を
果たせなくなれば、死に至る。

そうならないために、
手術で取り除きましょう、ってこと。

手術で取り除ける範囲以上に癌が広がって
いたでしょ、私たち。
確かブロ友さんもだよね?

でも、局所のリンパ節だけで、
全身に癌細胞が巡っていな
ければ、死なない。

全身に、目に見えない癌細胞が巡っている
可能性が高いから、
それが着床して育たないように、
まず、急いで、
抗がん剤治療をしている。
手術の前に。

元々、癌が局所(胸の近辺のこと)に
広がってたから、
手術で残った皮膚とかリンパ節に、
目に見えない癌細胞が残っていると
いけないから、
残っている場合に備えて、
それを殺すために放射線治療をする。
局所再発防止のために。

身体は全く元通りに戻るってわけには
いかないけれど、
そこまでで、
癌が全部いなくなってくれていたら、
根治ってことで、

ブロ友さんは、そこから先、
癌とは無関係に生きていける。

癌になっても、半分以上、
乳癌だと7割かな?
の人は、癌で死なない。

ステージが進んでるから、
もう少し、根治する確率が低くはなるけど、
治療が全て成功して、癌がいなくなれば、
根治する。

抗がん剤の効きが悪くて、残念ながら、
遠隔転移した場合(ステージ4に進んだ場合)、根治させる(西洋医学の)医療はない
(ただし、HER2の人は根治する人も
 出始めたと、岩田先生は書いていた)。

でも、癌が大きくなって、臓器の本来の
機能を果たせなくならない限り、死なない。

だから、
癌が大きくなるのを抑える
治療をして
延命(共存)を目指す。
それが、
ステージ4の治療。

延命(共存)してるうちに、
他の病気で死ぬかもしれないし、
交通事故で死ぬかもしれない。
老衰で死ぬかもしれない。

いつ死ぬかなんて、
誰も分からない、
神のみぞ知る。

病気、癌とは関係なく、人は誰でも、
いつ死ぬか分からないんだから、
今を大切に生きましょうってことに、
癌になって、死と向き合うことで、
改めて気付く人が多いってこと。

私は、そう思います。