「餓死」に気をつけよう! 梅澤充医師のブログより12 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

標準治療≒保険診療でない、自由診療や
代替療法(民間療法)については、
医師でも見解の分かれるところであり、
情報の見極めは非常に難しいのですが、

少なくとも、極端な食事療法や食事制限は
危険でもあると思います。
自らの信念で、極端な食事療法や食事制限
を選択される方を、私は否定しないし
  (自己責任ですればいい)
同病者として「共に生きること」を
応援もしますが、
他人に勧めるのはやめようよ!


以前から、ご紹介している、
「治らない癌」を長年、(極)少量の抗がん剤
による個別医療(保険診療)で
治療し続けていらっしゃる
梅澤充先生の見解を、
ブログ記事から転載させていただきます。

  ※この記事ではありませんが、
    栄養状態が保たれていることが
   抗がん剤治療の大前提
     であることも、
    ブログ上の別記事で書かれています。

梅澤先生より:
    私の記事はどう扱っていただいても
    構いませんが、
    事実をお書きになって下さい。
    私はブログ上で『事実』しか
    書いておりません。

   梅澤先生の『事実』の文章を
   そのまま転載いたします。
   文字の大きさだけ、私の意図で一部
   変更しました。

=====

2017/04/28

食事ができなければ、
人間は死にます。

人間に限らず、、
すべての哺乳動物は死にます。

末期がん患者さんである、
配偶者の体調が良くない
という訴えで、
セカンドオピニオンに来られるご家族も、
少なくありません。

多くの場合、
食事摂取量が
極端に落ちていることが
原因です。

「患者さんと同じ内容で、
同じ量の食事を、3日間摂れば、
何故体調が悪いか良く分かりますよ」
と、
お話しをすると。

「そう言えば、ほとんど食べていません」
「あたり前ですね」

という言葉が帰ってきます。

入院中で点滴を受けている患者さんでも、
1日当たり200~400カロリー程度の、
栄養補給しかされていないケースもあります。
口からはほぼ、0カロリー。

そのカロリーでは餓死します。

病院も完全に諦めて、
餓死を待っているだけです。

口から食べられなくても、
在宅中心静脈栄養という、
健康保険で許されている、
栄養補給法があります。

餓死を防げば、
がんの存在だけでは、
簡単に人間は死にません。


食べなければ死ぬ。
その当たり前の現実を、
シッカリ認識してください。

以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。

※今後も、いくつか記事を転載させて
  いただく予定です。