ご訪問ありがとうございます。
9月7日~12日にも、乳癌治療基礎知識
テーマの、遠隔転移後の抗がん剤治療
について、記事を転載させていただいた、
「治らない癌」を長年、低用量の抗がん剤
による個別医療(保険診療)で
治療し続けていらっしゃる
梅澤充先生が、
HER2陽性乳癌の治療例を書いて
下さっている記事を
転載させていただきます。
梅澤先生より(8月):
私の記事はどう扱っていただいても
構いませんが、
事実をお書きになって下さい。
私はブログ上で『事実』しか
書いておりません。
梅澤先生の『事実』の文章をそのまま
抜粋し転載いたします。
文字の大きさだけ、私の意図で一部
変更しました。
ーーーーー
10月14日
(前略)
先日は、
大塚北口診療所に初診になられてから
すでに5年以上経過する患者さんが、
来られました。
その前に、
その前に、
数年間ハーセプチンと、
とても厳しい細胞毒での儀式に苦しんで
とても厳しい細胞毒での儀式に苦しんで
いました。
ハーセプチンの効果が
ハーセプチンの効果が
無くなったという
前医の判断で、
タイケルブという、
副作用の軽くない分子標的薬に変更になる
副作用の軽くない分子標的薬に変更になる
ところで、
大塚北口診療所に来られました。
ハーセプチンとパージェタ
大塚北口診療所に来られました。
ハーセプチンとパージェタ
という組み合わせで、
毒は最少量での、
ダラダラ治療を開始しました。
同時に、放射線治療の併用も模索して、
上手く
同時に、放射線治療の併用も模索して、
上手く
ピンポイントの放射線治療
を受けることができました。
もちろん、
健康保険での放射線治療です。
それにより、
それにより、
目立った転移病巣は消失して、
生活を続けるうえで不自由はない状態を
生活を続けるうえで不自由はない状態を
得ています。
パージェタでも、
それなりの副作用が出ていましたので、
「少し抗癌剤はお休みして、
経過観察だけにしましょうか、
こいつが、大きくなってきたら、
治療を再開しましょうよ。」
と提案してから、
すでに3年間が過ぎようと
パージェタでも、
それなりの副作用が出ていましたので、
「少し抗癌剤はお休みして、
経過観察だけにしましょうか、
こいつが、大きくなってきたら、
治療を再開しましょうよ。」
と提案してから、
すでに3年間が過ぎようと
しています。
その間、
その間、
当初は毎月のCTと超音波検査に採血、
しばらくしてからは、
しばらくしてからは、
2~3ヶ月毎のCTと超音波、採血だけで、
経過観察だけを行っています。
一部の病巣では増大、
経過観察だけを行っています。
一部の病巣では増大、
他は縮小。
それを繰り返しているだけ
それを繰り返しているだけ
です。
ガンに対して、
毒を注入するだけが
ガンに対して、
毒を注入するだけが
治療ではありません。
経過を観ることから
経過を観ることから
治療ははじまります。
経過観察だけで、
毒は必要な必要ないと判断できれば、
副作用はまったく出るはずがない、
無治療経過観察ができます。
もちろん、高額な薬剤費も不要です。
さらに、その患者さんでは、
がんとは関係なく、
お腹の調子が悪いとのことで、
1日の薬価が20円程度(保険で6円)の
経過観察だけで、
毒は必要な必要ないと判断できれば、
副作用はまったく出るはずがない、
無治療経過観察ができます。
もちろん、高額な薬剤費も不要です。
さらに、その患者さんでは、
がんとは関係なく、
お腹の調子が悪いとのことで、
1日の薬価が20円程度(保険で6円)の
整腸剤の処方を続けたところ、
腸内細菌叢が変化した影響なのか、
毎年悩んでいた花粉症がまったく
腸内細菌叢が変化した影響なのか、
毎年悩んでいた花粉症がまったく
出なくなった。
というオマケもありました。
残念ながら、
ガンは確実に存在していますが、
その治らないがんにより、
精神的には充実した時間を送ることが
というオマケもありました。
残念ながら、
ガンは確実に存在していますが、
その治らないがんにより、
精神的には充実した時間を送ることが
できているように感じます。
副作用が十分に容認
副作用が十分に容認
できる範囲で、
ダラダラと治療を
続けていれば、
自然に
自然に
時間が経過していきます。
時間が経てば、
その患者さんの
時間が経てば、
その患者さんの
幸福ないのちが
生きてくるように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
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ハーセプチン+ドセタキセルで癌が縮小
しなかった私は、
1stラインを、
・ハーセプチン+パージェタ
・ハーセプチン+パージェタ+パクリ
・ハーセプチン+パージェタ+ゼローダ
でいくか、
・カドサイラ
・カドサイラ+パージェタ
でいくか、
副作用が大したことなかった
(骨髄抑制はなかった。
脱毛、味覚障害、薬でコントロール可能
な吐気はありましたが()
ドセタキセルを、もう一度、
念のため試してみるか…
質に自信のある主治医の勘どころも
聞いて、考える、感じです。
因みに効いた経験のあるFEC
(アンスラサイクリン)は、
蓄積する不可逆性の心毒性があり、
生涯積算投与量が決まっており、
基本的には追加投与はできません。