がん免疫療法の歴史 調べたこと2 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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2015年5月~ 活性化自己リンパ球療法を
始める前に調べたことを書き残します。
2年前の情報なので、最新ではない点は
ご留意の上、必要な方はご自身で調べて
下さいね。

⬛第一世代の免疫療法
     ー体内の免疫環境を整える
 1970年代にシイタケ、カワラタケなどから
抽出したレンチナンやクレスチンなどは、
免疫システム全体を強化するという、
漠然とした使われ方をしていた。
現在では医薬品として認可されている。
※製造中止のようですが。
レンチナンは、マクロファージやT細胞、
NK細胞を活性化して癌細胞を攻撃
クレスチンは、NK細胞の活性化や
インターフェロン、インターロイキシンの
増強などに作用する。

⬛第二世代の免疫療法
      ー  サイトカイン療法
1980年代に登場したのがインターフェロン
などのサイトカイン療法。
サイトカインは、免疫細胞同士が情報を
伝え合うときに使われる物質で、他の
免疫細胞の活性化や増殖を促す。
当時、インターフェロンなどのサイトカイン
療法は夢の抗がん剤と騒がれたものの、
思ったほどの効果をあげられなかった。

⬛第三世代  活性化リンパ球療法
      ー 細胞レベルの免疫療法
患者からリンパ球を取り出し、試験官の中で
数を増やすなど増強して再び体内に戻す、
「活性化リンパ球療法」が登場。
敵を特定せずに無差別に攻撃する自然免疫
反応を示すNK細胞が主役の免疫療法。
腹水や胸水をやわらげるとも言われ、一時、
夢の治療法のようにもてはやされたが、
癌細胞に照準を定めずに、攻撃する武器だけ
を大量に作って体内に入れても、変身した
癌細胞には思ったほどの効果が得られな
かった免疫全体を上げることに効果的。

⬛最新  樹状細胞療法
      ー 自然免疫と、獲得免疫の連携
敵を無差別に攻撃する自然免疫と、敵を
特定し、武器を作って攻撃を仕掛ける
獲得免疫の橋渡し役をする樹状細胞を
利用した免疫療法。
樹状細胞は敵を見つけると駆けつけて戦い、
相手を食べて消化すると抗原提示をして
獲得免疫グループに敵の姿を教える。
ただ、樹状細胞は白血球の中でも数が少なく
普段は樹状細胞になる前の段階の前駆細胞
(単球)としてしか存在していない。
患者の血液から、アフェレーシスという、
成分採決で単球を取り出し、樹状細胞を
培養して患者の体内に戻す。
アフェレーシスは2時間かけて、約6回分
の治療に必要な量を採取する。

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元化学療法センター長O先生
活性化自己リンパ球療法  S先生

・樹状態細胞療法は、思わしい結果が
    出ていない。by  O先生、S先生

・樹状細胞療法をどうしてもやりたいと
   いう希望があればやることもあるが
   (WT1で)、体内の樹状細胞が免疫提示
   してくれるので、兵隊(キラーT細胞)を
  増やした方が良い。
  キラーT細胞> NK細胞。キラーT細胞
  だけじゃなく、T細胞全体を増やして
  免疫全体をあげている。
  ハーセプチン+活性化リンパ球は効果が
  出やすい。  by  S先生

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