免疫関連の基礎知識 調べたこと3 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

2015年5月~ 活性化自己リンパ球療法を
始める前に調べたことを書き残します。
2年前の情報なので、最新ではない点は
ご留意の上、必要な方はご自身で調べて
下さいね。

『免疫』の原理
▼『自分』と『自分以外』を賢く認識
・体内に異物が入ってくると、「これは
   『自分』 じゃないぞ」と認識して、
    異物に攻撃をしかけ排除。

・『自分』は攻撃しない。
    (がんは元々自分だから難しい?)

『免疫』の機能
『自然免疫』
・敵(抗原)の侵入に気がついて最初に駆け
  つけ、無差別に攻撃

・何らかの病原菌が体内に侵入しても、
  多くの場合、体の中の自然免疫の担当細胞
  が反応 して発病しない。
  生まれつき備わっている機能。

『獲得免疫』
敵を特定し、その敵に合った武器を作って
  攻撃を仕掛ける。
  例:はしか。体の中にいるリンパ球がはしか
  のウイルスに対する『抗体』(細胞やウイ
  ルスなど異物に反応して、これを排除する
  働きを有するタンパク質)を産出し、
  以降のウイルスの侵入を防ぐ。

リンパ球の種類

白血球の中に
リンパ球系 30~35%
単球系 5%   単球、マクロファージ
顆粒球系 60~65%

※以下、ハーセプチン点滴しながら
  元化学療法センター長O先生に
  教わった内容(若い看護師さんと共に)
  ~時間の有効活用~

顆粒球系の中に
   ※細胞室内に分泌顆粒を持ってるから
      「顆粒球」っていうんだよ、ふーん。
好中球      紫に染まる  95%
好塩基球  青く染まる  
好酸球      赤く染まる

好中球が白血球の50%
好中球が500切らなきゃ大丈夫。
分画像が正常ならば、
白血球値が1000切らなきゃ大丈夫。

リンパ球系の中に
B細胞   『抗体』を生み出す
T細胞    異物を攻撃したり、病原菌を殺す
                    キラーT細胞、ヘルパーT細胞
NK細胞
NKT細胞
樹状細胞

リンパ球を働かせる樹状細胞』
・何をやってよいか分からないでいる
  リンパ球に、「○○を攻撃しなさい」と
  命令するのが『樹状細胞

・「変なものだという特徴」(タンパク質の
   切れ端『ペプチド』を取り込んで、
   リンパ球に分かりやすい形にして伝え、
  「この特徴をもつものを攻撃せよ」と命令
  する。

『樹状細胞ワクチン療法』とは
・患者から、樹状細胞の元となる単球を
   取り出し、体外で培養して大量の樹状細胞
   に育てる。癌細胞の特徴であるペプチド
   (患者の癌組織)を加えて、樹状細胞にその
  特徴を取込ませた状態で大量に体内に戻す。
  樹状細胞を培養するのに高度な技術が必要

『ペプチドワクチン療法』とは
・がんの特徴となるペプチドとアジュバント
  と呼ばれる油を混ぜて作成されたもの。
・作成が簡便で大量生産に向いている。
・この混ぜ物を注射すると、体内の樹状細胞
  がペプチドを取り込んで、リンパ球に伝える
・ワクチンを体内に入れた際に、果たして
  樹状細胞が癌に対する免疫反応を誘導して
  くれるか不明。
  癌に対する免疫反応にブレーキをかける
  ような免疫が誘導されたり、癌を異物と
  認識しなくなったりして、免疫がうまく
  働かなくなる可能性も否定できない。

人工がん抗原
   人工的に作った、癌細胞を見分けるための
   目印。
   人工がん抗原の中で最強と言われている
   のが「WT1」。

サイトカイン
  免疫細胞を増やしたり活性化させる働き。
  サイトカインは免疫細胞によってそれぞれ
  放出する名前や働きが異なる。

マクロファージTNF(腫瘍壊死因子)
   という腫瘍を壊死させる作用のサイト
   カインを出す。

・免疫の司令塔であるヘルパーT細胞
   出すインターロイキン2(IL-2)は、
   T細胞を増殖させる。

インターフェロン-γ(IFN-γ)CTL細胞
   (細胞傷害性T細胞)に効果的に作用する。

樹状細胞が出すインターロイキン12
   (IL-12)は、 NK細胞(ナチュラル・キラー
   細胞)やT細胞の免疫反応を高めたり、
   これらの細胞からのサイトカインの放出を
   促す。

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