転移リンパ節はどこに消えた?3 放射線科医の話 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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3月10日(火)
放射線科SW先生の診療

こちらも、当時のメモが残っているので、
書き残しておきます。

■癌の密度に思い至り自分の勘違いに気付き、
 すっきりした、
 SW先生の以前の診療での一言、
 「厳しいことを言うようだけど、
 FECでも癌はなくならなかったんだよね」  も、気付きの大きなヒントになったと、
 お礼を言った際のコメント

▼ 
仕事で、何度強く言っても、聞かない人
  いるでしょ? それと同じ。
  いくら抗がん剤を使っても、効かない癌も
  いるってこと。
  癌細胞も皆同じじゃない、個性がある

   ※確かに、私の癌細胞は自由に個性的に
    増殖している。顔つきが悪い、悪性度が
    高いというらしい。
    自分の産み育てた?癌細胞でもあるし、
    閉じ込められずに転移するんだろうなぁ。
    叩かれれば叩かれるだけ、強くなって
    突き進むよね。
    娘は、進む方向さえ間違えなければ、
    長所でもあると思うのだけど、

    (2017年現在の注:いや、娘にも、
      十分、さらに手を焼くことになった。
      あの時点では、大学受験までは、
      とりあえず、一息、と思ったのだが。)

    癌の個性は困っちゃうなぁ、、
    癌細胞も頑張って育てれば、正常細胞に
    戻ることもあるのだろうか?
    そういえば、愛を送ったら、正常細胞に
    戻った、という人の話も読んだな、、。


  抗がん剤は、最初ほど効く。
  2回目くらいで、一気に小さくなる

   ※確かに、2回目にすごく柔らかくなって
     小さくなったのを実感した。

それで効かない癌に、いくら抗がん剤を
  追加しても、効かないことが多い。
  耐性を持つ。
  だから医師は2回目で効かなければ
  中止することが多い。

  ※ドセの時に、もう、これ以上、縮まない
    と思うと、T先生も言ってたな、、。

■あと、リンパ節の件が解決すれば、
   全てすっきりする、と言ったところ、
   リンパ節の件も聞いてくれてのコメント

 『病理医M先生も、大勢の患者さんのを
   見てるから、、。
   (病理レポートを見ながら)  レベル1の
   1個は抗がん剤効果が出ている。

  ※病理医M先生はかなり準備して下さって
    いて、(リンパ節の標本や結果はなかった
    けれど)、リンパ節4個は、元々転移が
    なかった、抗がん剤効果は出ていない、と
    病理医として、キッパリ、3回、言い切って
    いた。

私:3個はあったんですよね。
    手で触っても分かる、明らかに転移して
    いたしこりが。
    
    ※私の治療前の確定診断は、「右乳癌」
      じゃなく、「右乳癌、腋窩リンパ節転移」
      でしたし。

リンパ節転移のことは、
 私たちも、
 みんな困ってるの。
  でも、個数閾値が治療に関係するのは、
  3個以上かどうかってことだけで、
   鎖骨上窩リンパ節領域に放射線照射するか
   しないかの違いだけ
   元々転移があったから、しましょう、
   という判断になって、
   最大の治療をしているのだから、
   心配しなくていい。

   ※SW先生も、熱心でいい先生と評判の?
     先生のようです。
     (両親を癌で看取った、親戚に医者もいる
     職場の友人の知人医療関係者曰く)

    でも、
   医師と患者の、
  決定的な立場の違い
    を感じた一言でした。(T先生も、そう。)
   医師の目的は、
  治療することだけ
    当然と言えば当然だけど、、。

   患者にとっては、
  標準治療の判断が
  出来ればいいだけじゃない
   のですよ。

    あの、副作用のある
  毒薬(抗がん剤)治療
   頑張った効果は、
    当たり前ですが、知りたかった

 再発転移したら、根治する力がなくても、
    西洋医学の治療手段として、
    それしかないのだから、
    副作用のデメリットに対する、
    効果のほどは、知っておきたかった。
    
   さんざん迷った末に、術後でなく
  術前化学療法を選んだ
   大きなメリットでもあった

    病理検査結果で、
    リンパ節がpCRしてるか知るために、
    リンパ浮腫リスクを負って
    リンパ節郭清もした。

    個別の患者の状態、
    転移リスクを考える時に、
  リンパ節転移が
   pCRしているかどうかは、
   大きな判断材料でもある

    それは、私の素人感覚だけじゃなく
    (私はド素人だけど、HER2タイプ乳癌に
     関しては、かの研修医と同程度には
     机上勉強はしましたよ、きっと。
     だから、そんなに、感覚はズレては
     いないはず、、。)
    セカンドオピニオンの先生方、皆さん、
    乳癌学会でお名前を拝見するような
    病院、先生方も、判断材料として
    上げていました、
    こちらから言及したわけじゃなく。

  患者は、癌を抱えて
 自分の人生を生きている
 治療は人生の目的ではない
 人生のごく一部に、
 治療の選択肢の1つとして
 西洋医学の標準治療がある。
 選択の判断をするために、
 西洋医学の検査がある。

 癌細胞以前に、患者には
 それぞれの価値観がある。
   
   私は闘うタイプの患者で最大限の治療を
   望んでおり、再建など、眼中にない患者
   だったから、まだ、いいようなものの、
   (放射線治療したら、まず、再建は
    諦めることになる)
   放射線治療の要否を迷う患者だったら、

   明らかに転移のあった、治療前に既に
   癌細胞を検出していたリンパ節
   (少なくとも3個)を郭清していながら、

   1つも抗がん剤効果の検出されていない、
   4個のリンパ節しか、
   検査していませんでした、
   外科から渡されませんでした って、

   治療の要否判断にも使えない、
   明らかに医療ミスだと思いますが、、。

別の病院の(SW先生の)患者さんで、
   20個以上転移があったけれど、
   10年経っても元気にしている患者さんも
   いる。

   ※私のためを思って言ってくれているのが
    分かるし、乳腺専門医ではないから、
    黙って聞いておきましたが、
    突っ込みどころ満載。
    99%、その患者さんは、
       ホルモン非反応のHER2タイプで
        pCRしなかった人、
    じゃないと思う。
    種類によって予後が大きく違う乳癌。
    種類を言わずに言及される、その一言、
    慰め、励ましより、ストレスを
    感じるのですよ、患者は
    (HER2タイプの私は)

Scienceの世界は簡単に分からないことが
   あって、難しいのよ。

   ※これは、Agreeです。

先のことは不安もあるだろうけど、
   毎朝、神様に、今日も生きていることを
   感謝して、お祈りして。

  ※これは、全く、仰る通りと私も思います。
    信仰を持っていますから。
    でも、神を忘れて生きてしまうから、
    神に怒られる、、。それでも、
    神は、見捨てず、道は備えて下さる
    癌は、神の恵みでもあった。
    仕事を配慮してもらえ、
    娘に向き合う時間が得られたこと
    (娘にとって不十分ではあったけど)
    病気になって改めて知る、
    周りの優しさ、友の有り難さ
    (色々あったけど)

   (2017年現在:
      その後も、このリンパ節の件など
       霞んでしまう、笑い話になるくらいの、
       心ない人の、鬼のような、
      人生の妨害介入、試練も入りましたが、
      それは、また、次のテーマで、
      いつか書きます)
  
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