Pentax Autoron PC35AFのレンズ改造の仕上げです。
絞り機構はジャンク部品(リング)を活用し、これを回転させることで対応します。
当初、リングにねじ込んだネジで絞り操作する計画でしたが、設計変更。
そのままではリングが脱落するので、
プラスチックの止め輪を接着。レンズボードも周囲をカットしました。
金属片をネジ止めし、レンズボードに溝を彫り、絞りの回転角を制御します。
これが絞った状態。
前面から絞りの状態を確認。絞り開放。
リングを回すと、絞られます。
無限遠調整用にプラ板を加工し、
レンズボード裏面に接着。漏光する上部絞り操作部の隙間は後で塞ぎます。
レンズ前面はジャンク部品を活用し、円形に切り抜き接着。
レンズの隙間はエポキシパテで埋めました。
Eマウント用52mmリバースリングに嵌め込み、52mmフィルター枠で締め付けます。
レンズ前面に、金属片を加工した絞り操作レバーをネジ止め。
でも部品選択間違いでやり直し。(1)絞り操作レバーが強度不足で折れました。幅の太いレバーに交換。
近距離脱落防止用にストッパーを取り付け。前面はジャンクカメラの貼皮で目隠し。
(2)絞りを押す金属片も形状を何度か形を修正中に破断。短くなりましたが、機能的には問題無し。
リング回転により、絞りレバーを押して絞った位置。
(3)試写結果、片ボケがあり、削って薄くしたのですが失敗。厚みを増すべく紙のスペーサで再調整。
漏光する上部絞り操作部の切り欠きも埋めました。
反射防止の為黒く塗装。斑塗装ですが、カメラに装着すると見えないので気にしない。
これで完成です。試写結果、レンズの描写は5群5枚の威力か、結構優秀です。
でも手作り感が満載で、余りスマートな仕上がりではありませんね。。。
レンズ改造は、古い時代の金属鏡筒のカメラが適しています。絞りも距離も操作できます。
プラカメでは、絞り操作や距離合わせに苦労し、仕上がりの質感も悪いです。
寄せ集め仕上げて見たが今ひとつ