Epson LP-S120をDebian 64bitで印刷 | 見よう見まねのブログ

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Epson LP-S120レーザープリンタは、WinとMac用しかドライバーが無く、Debianでは使えません。

https://www.epson.jp/support/portal/download/lp-s120.htm

 

以前は仕方無くWinで印刷していましたが、3年余り前に、Debian 32bit用ドライバー(Xeox Phaser 3040用)を見つけました。

Epson LP-S120で印刷

https://ameblo.jp/miyou55mane/day-20151217.html

 

でも、現在の主流は64bitです。いちいちマルチブートで32bitに切り替えて印刷するのも面倒です。

そこで、何とかならないかいろいろ探した結果、ドライバーをビルドすれば使えると判明。

foo2hbpl :  a linux printer driver for HBPL protocol
http://foo2hbpl.rkkda.com/

 

開発環境は以前、無線LAN用ドライバーをビルドする為導入済みです。

Stretch用無線LANドライバーをビルド

https://ameblo.jp/miyou55mane/day-20170124.html

 

上記手順に従い、ドライバーをビルドし、インストールします。途中、若しエラーが出たら不足ライブラリを導入します。

$ wget -O foo2zjs.tar.gz http://foo2zjs.rkkda.com/foo2zjs.tar.gz
$ tar zxf foo2zjs.tar.gz
$ cd foo2zjs

$ make

$ sudo make install

 

次に、「設定」→「印刷設定」から、ドライバーを導入します。

Epson LP-S120を選び、

ドライバーはXerox、

Phaser 3040を指定。

設定完了したら、「テストページの印刷」で確認します。無事、印刷できました。

ドライバーの設定で、うっかり「Epson(推奨)」を指定し、

「LP-S210(推奨)」を選ぶと、当然のことながら印刷できません。

 

と言うことで、Debian Stretch 64bit版でEpson LP-S120レーザープリンタが使えるようになりました。

それにしても、Linux使いにとってドライバーは鬼門ですね。

シェアの高いWinやMacなら周辺機器を使うのにドライバーで苦労しませんが、Linuxの場合自助努力で何とかしなければなりません。

初心者に敷居が高い現状が、Linuxの普及を妨げている要因の一つです。

 

使うには窓に林檎でリナは駄目