Sony Xperia A(SO-04E)にカスタムROMのLineageOS 14.1を入れるのに難航しています。
Xperiaは一時保留して、Galaxy SII(i9100)のLineageOSをアップデートしました。
こちらは以前、幾多の失敗、紆余曲折の末導入に成功済みです。
Galaxy SIIをAndroid 7.1.2に更新
https://ameblo.jp/miyou55mane/day-20171031.html
最新版を以下からダウンロードし、
LineageOS Downloads Builds for i9100
https://download.lineageos.org/i9100
microSDカードに保存。
電源+Home+Vol Upキーを同時に押して、リカバリー(TWRP)を起動。
アップデートなのでWipeせずに、インストール。
何かエラー、E:unknown command [log] 表示が出ましたが、構わず再起動。無事LineageOSが立ち上がりました。
端末情報を確認結果、
バージョンは7.1.2、セキュリティレベルは2018-01-05付の最新版です。
カーネル番号は3.0と古い。ビルド日は、2018-01-24。
これで、2011年6月発売の旧機種を、最新セキュリティレベルのOSにアップデートできました。
カスタムROが導入できる旧機種の方が、比較的新しいモデルよりセキュリティレベルが高い状況です。
新旧逆転で、何か矛盾していますね。。。
キャリア各社(docomo、au、SoftBank)も海外版のようにプロテクトを解除てくれないかなあ?
そうすれば、もっと簡単に最新版のカスタムROMが導入できるのですが。。。望み薄ですね。
純正ROMにしか更新できず、アップデートも余り無く、サポート期間も短いAndroidスマホです。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/
https://www.au.com/information/notice_mobile/update/
https://www.softbank.jp/mobile/info/personal/software/
残念ながら、Google公表のAndroid月次アップデートに追随するメーカは皆無です。
これでは、月日の経過とともにセキュリティホール(脆弱性)が増大し、とても安心して使えません。
世界中に跳梁跋扈するマルウェアが、密かに牙を剝いて狙っています。
因みに、手持ち機種のdocomo対応状況は以下です。サポート期間中の機種でさえ、脆弱性対策が置き去りの現状。
カスタムROMでAndroid最新版にできる機種と、できないものがあります。
発売 モデル 最新アップデート
2011-06 Galaxy SII(SC-02C) --- ⇒ ◎ LineageOSで、7.1に更新
2013-05 Xperia A(SO-04E) 2016-09-06 ⇒ △ CM13.1で、6.0に更新、LineageOS導入不可
2016-12 MONO(MO-01J) 2017-10-03 ⇒ ☓ カスタムROM導入不可
2018-01-24付IPA(独立行政法人情報処理推進機構)のレポートによると、
脆弱性対策情報データベースJVN iPediaの登録状況 [2017年第4四半期(10月~12月)]
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/JVNiPedia2017q4.html
年々脆弱性対策件数が増加しています。
2020年にサポート切れとなる、Win 7、Server 8、Ofiice 2010、Flash Playerなどに対し、
「仮に製品のサポートが終了した後に、新たな脆弱性が発見され、さらに発見された脆弱性を悪用した攻撃が確認されたとしても、修正プログラムがベンダから提供されず、利用者は対策を行うことができない可能性があります。そのため、サポートが終了した製品を継続利用した場合、常にセキュリティリスクを抱えた状態となります。」
と警鐘を鳴らしています。でも、サポート期間中の製品も、アップデートが無いと同様に危険です。
普及台数がPCよりも多く、且つ、脆弱性対策アップデートが提供されないスマホは危険がいっぱいです。
太陽と危険いっぱいあらんかな