Debian Stretch RC1版をネットインストールし、GRUB2のメニューに更新されました。
使い慣れたGrub4Dosのメニューから、GRUB2へ移行するいい機会です。
そこで、GRUB2のメニューを使って、Stretchをネットインストールして見ました。
ついでに、GRUB2で検出されないPuppy Linux(セキュリティの観点からLAN接続を削除し、リマスターした非常用Lucid 528JP)のメニューも追加。
ルート権限でエディターを起動し、赤字部を追記しました。
$ sudo leafpad /etc/grub.d/40_custom
#!/bin/sh
exec tail -n +3 $0
# This file provides an easy way to add custom menu entries. Simply type the
# menu entries you want to add after this comment. Be careful not to change
# the 'exec tail' line above.
menuentry "Linux Installer" {
search --file --set=root /initrd.gz
linux /linux
initrd /initrd.gz
}
enuentry "Lucid 528JP" {
search --file --set=root /Lucid/initrd.gz
linux /Lucid/vmlinuz psudir=Lucid pfix=fsck
initrd /Lucid/initrd.gz
}
GRUB2をアップデートし、変更内容を反映させます。
$ sudo update-grub
再起動すると、上記がメニューに追加されました。
でも、検索(serach --file)にちょっと時間がかかります。
インストーラ(Linux Installer)を起動すると、無事Stretchのインストールが開始されました。
全部インストールすると時間がかかるので、途中で中断。
でも、今後のことを考え、もっと勉強する必要があり、何時もお世話になっているArch Wikiを調べて見ました。
https://wiki.archlinuxjp.org/index.php/GRUB
なるほど、なるほど。こうすれば良いのですね。
menuentry "Linux Installer" {
set root=(hd0,7)
linux /linux
initrd /initrd.gz
}
menuentry "Lucid 528JP" {
set root=(hd0,8)
linux /Lucid/vmlinuz psudir=Lucid pfix=fsck
initrd /Lucid/initrd.gz
}
GRUB をチェーンロードすることもできるので、Grub4DosとGRUB2が併用できそうです。
set root=hd(x)
chainloader +1
boot
StretchのインストールでGRUB2を勉強する機会に恵まれました。
余程の外圧が無いと、従来の手法(Gru4Dos)から脱却できないものですね。。。
でも、GRUB2は自動生成されるメニューを自分好みに変更できないのが残念です。
例えば、Debian Jessie 32bt/64bitはどちらも「Debian GNU/Linux (8.7)」で区別がつきません。
Grub4Dosなら「Jessie-32bit」「Jessie-64bit」などに設定可能です。
初物を見境無しにがぶってる