いろいろ苦労して環境整備を進めているTiny Core 6.4です。
未だ短期間の試用ですが、私なりの感想と評価です。
先日試用したWin10に比べて、大きく違う点は、
(1)Win10は、数千人を収容できる豪華客船で、WEBの海を航海するようなの。
図体がデカイので、エンジン(CPU、メモリー、ブラボ、等)も強力なものが必要。
(2)Tny Coreはさしづめ、小型ヨットのようなもの。
風(RAMにアプリを展開)を利用して、強力なエンジンが無くてもスイスイ航海可能。
6.4のISOイメージは、Coreで僅か10MB、Core Plusでも84MB。
アプリの数も少ないので、操作しているうちに短期間で馴染める。
但し、癖(個性)が強いジャジャ馬なので、乗りこなすのに技術が要る。
まさに、名前(Tiny Core)通り、小粒でもピリッと辛いOSですね。
(3)Tiny Coreの利点
何より、コンパクトで、HDDもメモリーも少なくても軽快に動作する。
インストールも簡単で、短時間(数分)でできる。これなら何度も試せる。
アプリは少ないが、メジャーなソフトなら、Debianなど同じものが使える。
Appsから最新版にアップデートできるので、セキュリティ面でも安心。
(4)Tiny Coreの難点
最新版(6.4)の日本語化は、多少手間がかかるが可能。(過去の記事参照)
無線が弱く、繋がり難い。(Dibian等で使えても、Tiny Coreでダメ)。
有線接続なら確実に繋がる。
メニューも全て英語なので、操作を覚えるまで多少時間がかかる。
但し、アプリによっては、***-locale.tcz を追加すれば日本語メニューとなる。
日本語の情報が少なく、本家のwiki、Forumなどの英文を読解する必要がある。
これまで、色んなOS(Win、Linux)を使ってきました。
それぞれ独特の個性があって、操作に馴れるまで苦労しますが、結構楽しめます。
できない課題に直面すると、それをバネにいろいろ試行錯誤を重ね、成功した時の喜びは格別です。
Linuxも結構共通点がありますが、OSにより独自の設定(方言)もあります。
世界と同じで、言語の多様性や文化を尊重することが大切で、それをもとに技術の発展があります。
LinuxもWinもそれぞれの良さを積極的に取り入れ、進化して行くことが利用者にとって楽しみです。
単一的価値観(OS)で世界を統一しようとするのは、いけませんね。
小粒でもピリッと辛い馴れ次第
それぞれに個性を発揮切磋琢磨