こんばんは。みよっちです。ようこそおいで下さいました。
最初に申し上げておきます。
この件については色々な意見が出ていたようですが、私はそのどれをも支持しないし批判もしません。
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私の息子は入所支援サービスを受けている最重度の知的障害者。
この子を連れての外食は、身体が大きくなってきてからはしなくなっています。
学齢期のうちはまだ親の方も努力しました。「せねばならない」と身構えて。我が子だけのために。
が、やめました。
(施設からは連れて行ってもらってるようです)
急に走り出す。
人様のご飯をじーっと見る。手をだしそうになる。
これら全てには息子なりの理由があって、私ども親はそれをほぼその場で理解できます。
けれどこれを、サービスを提供する側の人に理解してくれと求めたことはありません。
たまたまそこに居合わせた人々にはもちろんのこと。
相手は介護や福祉のプロじゃないんです。あくまでも「一般」の人。
息子が喜んでいるならまだしも、事を起こした時にはもう本人の表情はカチコチ。
つまり、そういう状況になったから息子はじっとしていられなくなってる。
まわりの人達も困ってるのがわかる。
求めるのは簡単なことじゃないと思うの。
そしてもし、「自分が逆の立場ならどう?」って問うんです。
選択肢はひとつ。
もう無理だなと気づいた時点で店を出る。「誰も喜ばない。」そう自分に言い聞かせて。
いつもダメだったわけではありません。
穏やかに食事を済ますこともあった。
だけどだんだん難しくなり、「もういい・・・」って家族4人での外食そのものをやめました。
親として失格かもしれないですね。
息子本人の気持ちはわかりません。
発語もないし、店を途中で出たあと怒ってパニックになったこともないですしね。
いずれにせよ、世間は息子や我が家中心に回ってなどいない。
それが現実。
ダメだったら他の一手を考える。どうすれば楽しめるか。
正しいかどうかなんて問題じゃなかった。
私たちはそうしてきました。
自分に出来ない(であろう)ことは相手にも求めない。
逆に言えば、自分ができると断言出来ることなら求めてしまうかもしれない。
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そのうえで今回の件について。
擁護する側、糾弾する側、その他・・・ずいぶん騒ぎになってたようですが、今はどうなのでしょう。
少し時間が経って落ち着いてきているのかしら。
揉め事を起こしているのは、彼ら本人。
乙武さんは乙武さん。自分は自分。それでいいんじゃないでしょうか。
この話題が、例えばバリアフリーの話に展開していくとも思えませんし。
なにより思います、きっとこの騒ぎもすぐに忘れられると。
世間は障害者に対してそれほど関心がない。
私の、この息子を育ててきた母親としての、正直な感想です。