林真理子の「正妻」を読み始めました。
 江戸末期、京の公家一条家の姫千代は、一橋慶喜(後の15代将軍)と婚約しますが、疱瘡に罹ってしまいます。醜い顔の女を将軍になるかも知れない男の妻にはできないと婚約は破棄され、その代理として今出川家の延(美賀子)に白羽の矢が立てられ、慶喜に嫁ぐことになります。
 上流社会では政略結婚は常識であった時代のことですが、千代の病気で延の運命が大きく変わってしまったのです。
 その点、我が正妻は身体が丈夫で病気になることもなく、今も正妻の地位をガッチリと守っています。