子どもたちを夢中にさせる様々な”おもちゃ”。妖怪をモチーフにした「妖怪おもちゃ」は、江戸時代に誕生しました。江戸時代後期、妖怪ブームが起こると、人々は畏怖してきた妖怪に親しむようになり、日用品にも妖怪をモチーフに取り入れます。ブームは、おもちゃへも影響をあたえ、双六、カルタ、おもちゃ絵が数多く作られました。どこかユーモラスで、かわいらしい姿の妖怪が描かれた、妖怪おもちゃは子どもたちの心をつかみます。近代に入ると、紙芝居、郷土玩具、メンコ、フィギュアへと広がり、子どもだけでなく大人にも広く受け入れられるようになります。妖怪おもちゃは、今もなお、様々にかたちを変えながら、多くの人に親しまれ続けています。
本展では当館所蔵の江戸時代から現代までの妖怪おもちゃとその関連資料を展示し、時代や社会の変化とともに、私たちの”友”として表現された妖怪たちの姿を紹介します。

【会期】
 2022年1月4日(火)~3月8日(火)

【休館日】
 水曜日(ただし2/23は開館)、2/24(木)

【開館時間】
 9:30~17:00(入館は16:30まで)

【会場】
 湯本豪一記念日本妖怪博物館 企画展示室
 (広島県三次市三次町1691-4)

【入館料】
 一般:600円(480円)
 高・大学生:400円(320円)
 小・中学生:200円(160円)
 ※( )は20名以上の団体。
 ※企画展・常設展は共通のチケットです。

【新春もののけイベント】
 ■1月4日(火)「もののけミュージアムに初もうで2022」
  内容:入館者先着30組に、当館所蔵の「大新板化物飛廻双六」(複製)を配布します。
 ■2月3日(木)「もののけミュージアムの節分祭2022」
  内容:入館者先着30名に、オリジナル「鬼缶バッジ」を配布します。

【新春もののけワークショップ】
 「オリジナル人面土鈴をつくろう」
 ■1月23日(日)13:30~15:30
  内容:肉筆本「人面草紙」をモチーフにした、人面型の土鈴に絵付けを行い、オリジナルの人面土鈴をつくります。
  講師:博物館学芸員
  会場:三次地区文化・観光まちづくり交流館 平太郎サロン(博物館となり)
  定員:先着30名(小学生以上 ※小学生は保護者の同伴要)
  参加費:500円(申込不要)

【同時開催】
 「日本の妖怪」「稲生物怪録」
 冬の常設展 ▶ 2021年11月18日(木)~2022年2月1日(火)
 春の常設展 ▶ 2022年2月3日(木)~5月10日(火)
 「チームラボ 妖怪遊園地」 ▶ 通年展示中

【次回企画展】
 春の企画展「妖怪のかたち2(仮)」
  ▶ 2022年3月10日(木)~6月7日(火)

【お問合せ】
 湯本豪一記念日本妖怪博物館
 ☎0824-69-0111
 https://miyoshi-mononoke.jp