黒糖フークレエは
つくる過程も
そのできあがりの形も
食べるのも好きだし
家族も喜んでくれるので
よくつくる
半分は娘にお裾分け


最後に酢を加えると

重曹と化学反応を起こして

シュッシュワー




あとは水と火にお任せ





蒸し器の中で蒸し上がるのを
待つのも楽しい


お鍋のなかでふわっと

良いあんばいに膨らみますように



いつも同じように膨らむことはなくて
いつもいつも表情が違うのが蒸しパンの
おもしろいところで


フークレエの中に入れるものも
黒胡麻とレーズンはレギュラーメンバーだけど

野菜室に使いかけのさつまいもが残っていた時には
それを小さくさいの目に切って入れたら
底にすべてが沈んでしまったり


忙しい思いのままに
台所仕事をはじめたとしても
料理していくうちに
ゆったりした気持ちになっていく日と
そうじゃない日の違いって
なんなんだろう


台所仕事というのは
食材とともに
心を扱う仕事だなぁと
感じること多々あり


料理をはじめる前に
気持ちを整える自分がおもしろい
わたしが安定していられる立ち位置はいつも
今ここ
一生活者

今こそ地にしっかりと足を付けていないと
テレビ・ネットからの情報に
足もとをすくわれ揺れる


台所にいると
心が
しーんと静まる時間がある
台所ヒーリングと呼ぼうか



10日ほど前に作ったフークレエは
こんな感じだった




さて今回は?

うまく膨らんでくれたかしら?


蒸し上がるまでの

30分間

ストレッチでもしたいところだけれど…?




テーブルの上では小梅が撫でろと要求し



膝にはマリモドスコイ

ち、近い



なんとしてもiPhoneを噛み砕きたいマリモドスコイ





珍しくぽぽもテーブルにのぼってきた

こらこら

それはわたしのコップだってば

水は入っていませ〜ん



黒糖フークレエ

でーきた


蒸し時間が少し長すぎたかもしれない




またおかしなことを書くようだけど

今みんなと

神さまが近しくなってきているような感じがして

八百万(やおよろず)の神さまのうちで

ヒーリング力が高い

優しい神さまたちが台所に配置されるようになってる?

なにそれって?

いや

そうだといーなぁって願望

台所は水があり火があり刃物も置かれた場所

ある種のパワーを持つゆえの

ほっとする場所になるっていいなと

ふと思った






夜のしじまが深くなっていく




台所に長い時間いたせいか

一生活者という本領を愛おしく思う夜