父の死から1週間が過ぎた。

実はこの記事の大半は
1年ほど前に下書きしていた話なんだけど
亡くなった父の
その死が、祝福されたかのように穏やかだったので
とても明るい気持ちで
三途の川の向こうにいる父をとりあえず書き加えてみた。





ずーっと前から
私がイメージするところの
死というものがあって
その舞台は
なぜか?三途の川で
そこは
死の重苦しさなど
微塵もない
場所。
動物組が待つ場所だからね。



100年という
私の持ち分の寿命が尽き…えっ!?
三途の川を渡る私の目に映るのは…



小学校の頃
担任が真ん中に座っていた
集合写真のように

人間組は
たぶん偉そうに父が真ん中に立ち
隣には
そう遠くはない未来に
そちらに帰るであろう母が
笑顔で立っていて
その隣には妹。

賑やかなのが好きな父のことなので
親戚のおじさんおばさん
世話になった隣のおじさんまで呼んでいるかもしれない。




そして、そして ハート

人間組の左側
少し離れた後方に並ぶのは
虹の橋🌈を渡って
こちらにやってきた動物組!!!






はい、ぽんすけ。





ぽんすけ、まぁちゃん、ゆうた、ミミとキキ、鳩子さんにベル…
保護猫のまま逝ったサンタやたんぽぽやのりたまたち…
野良猫のチャァ、チッチ。
子供の頃に一緒に寝ていたチビ。

ああ、嬉しい。
みんにゃに、また会える!






ぽんすけ命だった まぁちゃん






猫組の隣には犬組だぁ ✨
アック、ピック、ペケ、ララ、バン、シェリー。




釣りをする父のお供をする犬たちと娘





娘の脚に顎を乗せて眠るララ。




動物たちとのたくさんの思い出の中には
動物への扱いが不条理だと思いながらも
どうすることもできなかった辛い記憶も、ある。





昔、山菜を採りに行った父が

放浪している犬を保護したら妊娠していた。

生まれた子犬は駅前の豆腐屋さんにもらわれていった。

母犬に私が名付けた名前は豆腐の元、大豆(だいず)

このあと東京に戻った私は大豆のその後を知らない。






犬組は
舌を出して
はぁはぁと笑顔満開で
迎えてくれるだろうから
犬組と猫組
どちらの元に走っていけばいいのか
かあさん迷うので

犬組も猫組も
みんな一緒に待っていてください。
アック、リーダー役をよろしく〜。




ぽんすけのことだから
ぽつんと1匹でいるかもしれない…
ほっとけほっとけ。
かあさんには丸っとお見通しです。



エピソードキング、ぽんすけ





すでにそちらにいる動物組や
いつかそちらに行くであろう
動物組のことを
考えただけで
死は真剣さを失う。




以前住んでいたマンションのルーフで育てていたローズマリーがお気に入りだったミン。





死はなぜ
大きな悲しみや時に絶望と
深い深い喪失感とともにあるのだろう?


それが永遠の別れだから?

予期しない死の訪れだったから?
まだまだ若い命が散ったから?
救えたかもしれない命だったから?
自ら絶った命だから?


死ぬ瞬間が光と共にあったら?
死のあと身体を脱いだ魂が完璧な自由を楽しめると知ったら?


死は本来
祝福ではなかったのか?


そして死は
また会う日までの
いっときの別れではないのだろうか?

死者とコンタクトを取れる人もずいぶん増えてきたけれどさ。


死別で悲しみの淵にやっと立つ友人たちに

かける言葉はなく

それでも

日にち薬の効能に助けを借りながら

あなたはあなたの明るい物語を

少しずつ少しずつ綴ってみてほしいと

それだけを思う。






保護猫のまま逝った美しいサンタ。




死=完も有りだけど

死んだらまた会えるを
私は選択する。
だってその方が楽しいじゃん♪
だから今生の経験は
苦も楽も、ふるさとに帰る時のみやげ話。







三途の川を渡り岸に着いたら
とりあえず人間組に
こっちに帰ってきました、よろしくと
一瞬で挨拶を済ませ
動物組のところに走るぞ〜 💨



初めて見た時、あっ、天使がいると思った。チッチ。






なんだ、その簡単な挨拶は!
この親不孝ものが!
と、父は怒鳴るであろうが
知らんがな。
あとでまた。






動物組のみんな
また会えたね ♡
会えたね〜 ♡


ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています


そう言って
天のふるさとにかえるその日まで
あなたたちに再び会うその日まで





私が留守にしていた時間、同じ部屋で暮らす猫に寄りかかりながら逝った ゆうた




この身体があることに感謝しながら

あなたたちに
清々しい笑顔を向けられるように

喜び悲しみ苦しみ
時に絶望
いろいろあったとしても

こちらの世を楽しむことを
面白がって生きることを
かあさん

誓います。