UNO弦楽四重奏団vol.1の延期公演が1年ぶりに無事開催されました気づき

 

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本来2022年8月6日に行われるはずの公演でしたので、その時すでにリハーサル済み。

今回はそこから更に研究を深めて臨めたと思っていますダッシュ

 

会場の和光音楽アカデミー、マジョルカホール。お客さまとの近さこそ室内楽の醍醐味かなびっくりマーク

 

 
前半はUNO弦楽四重奏団の演奏あしあと
 
二重丸ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番へ長調op.18-1
言わずと知れた軽快な1曲です。
ウィーンで、ウィーンフィルのベートーヴェンのシンフォニーを聴いた時、その音楽の軽さに驚いたことを覚えています。
決して深刻ではない、ウィーン人にとってのベートーヴェンの楽曲。
UNO弦楽四重奏団の演奏からも、その香りが浮き立ってきそうです。
 
それにしてもこの時期のベートーヴェンの作品からは、並々ならぬ創作意欲を感じます。
緻密であり大胆であり、挑戦的でもある初期の作品たち、どれも素晴らしいです。
 
二重丸ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番ハ長調op.49
今回初めてこの曲に触れましたが、なんて魅力的な曲なの〜〜〜〜〜!
最近、シェーンベルクやショスタコーヴィチなどの20世紀の作品に、大きく感銘を受けるようになってきました。
この作品はまだ分かり易い?というか、確固たる自信を感じさせるようです。
情景や絵画が脳裏によぎるような、臨場感ある演奏で、とっても素敵でしたルンルン
 

 

二重丸フランク:ピアノ五重奏曲へ短調

恐れ多くも、前半の熱演のあとの私の登場であります・・・

フランクのピアノ五重奏曲は、あまり演奏されませんねタラー

去年がフランク生誕200年だったので、取り上げた楽曲です。

壮大で熱い、厚い、暑い!!!泣き笑い

特に音楽が終わりそうで、終わらない、拡大していって・・・終わり???

みたいなところが、フランス流(フランク流?)っぽいなと思います(※伝わる?笑)

 

第1楽章はとってもパワフル、大変な曲です。

第2楽章は打って変わって、心の内側っぽい音楽。旋律にはフォーレの作品のような要素も感じます。

第3楽章は、もはや交響曲のようです。ピアノの仕事、ハンパない!!!それでも再び美しい旋律が登場したり、聞き覚えのある音の並びが出てきたりするので、それが楽曲全体のバランスを整えており、どこか懐かしい気持ちにもさせてくれます。

 

 

・・・とまあ、このような濃いプログラムを、同日2回公演!!!!!!!!笑い

私もかなり気合いが入っておりました。

 

 

2回公演にした分、我々は大変でしたが、多くの方に聞いていただけたので、満足です絶望ラブラブ

奏者は終演後、口を揃えて、「ムリーーーーーー!!!」と言ってましたが(※しかも若者から順に言う笑)、実際になんとかなりましたからね笑い 打ち上げのビール、美味しかったです生ビール

 

そして、ありがたいことに再演のチャンスをいただいております。

今度はパトリア日田の大ホールハッ

今回と真逆の環境です。

どう演奏のアプローチが変化するか・・・私自身も楽しみにしています。

 

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今後のUNO弦楽四重奏団の活動にも要注目です風船
ありがとうございました!
 
最後にここまで読んでいただき、感謝します。
ピアノ五重奏曲のラスト1分を笑 お届けします。
 



おしまい!!!