素直で魅力あるあなたへ
パートナーシップと性のカウンセラー
小野美世です。
外にいると暑い💦と感じるほどの陽気ですね。
子どもたちの習いごと関係で車内で待機しているのですが、暑い…。
(2020年7月17日の記事を再更新しています)
今日は、夫婦間のスキンシップについてのお話です。
「パートナーから身体のあちこちをさわられるのが頻繁過ぎて辛い」
よくいただくお声であります!
今回は、公式LINEにいただいたメッセージより。
はい、ホントによく聞くお声です。
記事にするきっかけをありがとうございます^ ^
パートナーが自分の身体をさわってくる。
嫌って言っても構わずさわってくる。
こっちの言ってることは聞いてない。
耳はどこへいった
まず、基本的に「さわって安心したい」という気持ちは絶対にあると思います。
安心するためにさわっている。
それこそ、つながりを得て安心したいから、さわるという行動をしている、という感じ。
そして、個人的に思うのは、「嫌がってるところまで含めて、ワンセット」…としている男性もいるだろうなぁ…ということ。
そこまで含めて「したいこと」のような。
妻の「もー、ちょっとやめてよ!」の反応までほしい。嫌がっているのを見るのも楽しい。
言っていいですか。
それ・・・迷惑だよ・・・(´;ω;`)
いや、楽しいのはわかるよ?(逆の立場を経験するとわかる
でも、やられてるほうは本当に嫌なんだよね・・・
この「頻繁にさわられることの嫌悪感」というのは、私は子どもに対して、強く出た時期がありました。
いつでもどこでもおっぱいさわってくるし
服に手を入れてくるし(お店でも
なんかこう
当たり前のように
こっちの事情なんてお構いなしで
腹が立って、怒ったことなんて、何度もある。
「私の身体は私のもんなんだから、勝手にさわるなーーーー!!!
あんたのものじゃないーーーー!!!
嫌って言ってるでしょ!!!!!」
って。
子どもは悲しそうな顔をする。
でもまたすぐさわってくる。(子どもってえらいな
(私も、「今ならいいか」というときがあればさわらせる←ポイント)
で、言いながら思う。
ここまで言わなきゃいけない悲しさ。
このくらいのことも大事にしてもらえない悲しさ。
この悲しさが溜まりすぎると、常に怒りが出てくるようになる。
で、頭の中で声が聞こえるわけですよ、
「子ども相手にそんな怒らなくったって」
「お母さんなんだからそのくらい受け入れてあげたら」
…誰の声だよ、いったい…
私の身体を大事にしたいという気持ちは、一体誰が大事にしてくれるんだ。
今はほぼそんなことはなくなりましたが、一時期ほんと辛かった。
嫌悪感という意味では、相手が子どもであっても、大人であっても、共通してるものがあるかなと思います。
しかし対応の仕方は、大人のほうが難しく感じるでしょうね。
話を戻しましょう。
メッセージくださった方の場合は、頻繁にさわられることについて、嬉しさと悲しみが両方あることを伝えた。そして一時期はおさまった。
うん、まず伝えれてよかった。
そして、「最近また始まり、エスカレートしているように感じる」とのこと。
思い当たることとしては、今のこの「コロナの状況から、不安を感じやすくなっている」んだろうなと思うのです。
たぶん、無意識に、妻をさわって安心しようとしているのかな、と。
さわる先に性的な行動がないなら、なおさら「安心のためさわっている」という感じかなと思います。
ご本人も無意識なのかもしれない。それもわかる。
ただ、書かれているように「頻繁になりすぎる」と、いいだろ、とばかりにさわられる女性側もかなり辛い。
一方的に我慢するとか、やめたほうがいいと思いますね。
自分の限界を超えているから、怒りになっていると思うので。
0か100か、はやめたほうがいい。
自分が全て我慢するか、相手に一切さわらせないかという極端な2択は。
男性が、さわれる相手を求めて外に行く原因を作る可能性もあるし、逆に、女性側が、自分の身体を大事にしてくれる相手を求めて外にいく原因にもなりかねません。
で、きっとこのメッセージをくださった方は、「0か100かはしないほうがいい」というのをもうわかってくれているので、
「この状態をどう収めたらいいだろうか」
と送ってくれたのだと思います。(すばらしい
細かいすり合わせができるといいなぁ。
例えばですが、私がこのメッセージくださった方に聞いてみたいのは
ぜったいさわられたくない時間帯って、いつ?
このときなら比較的いいかもってのは、いつ?
です。
これをできたら、固定できるといいなぁ。
すり合わせの際に必要なのは、「具体的にする」ということ。
私が嫌って言ったらやめてよ!という伝え方だと、相手は、まずさわってみないとわからないのでさわってきます。
今日はいいかもしれないから。
俺は今日も果敢に挑戦する!くらいの勢いでくると思います。
女性側の希望は、「その回数を減らしてもらえないか?」ということなのにね。
だからこれ、ぶつかる。
私がご飯の準備をしているときは絶対やめて。
そのときは無理だから。
お風呂に入る前はやめて。
そのときは無理だから。
と同時に、
着替え中だったら、まだマシ。
なので、手短に。
朝だったら、まだマシ。
なので、手短に。
という言い方のほうが、まだわかりやすい。
さわるならまだマシなときにして、という提示をする。
そして、相手にも聞いてみるといいと思う。
さわりたくなるときの、何か法則はあるのか。
ここでさわりたくなったのにさわれないと発狂するっていうときって、何か決まっているのか。
(私ならこれ絶対聞いてみるなぁ)
ここで、「ご飯作ってるときにさわるのが好き」とかいう回答が返ってきたりする。
それ、自分が一番さわられたくない時じゃん、絶望…となったりする。
例えばですがこのようにして、すり合わせを試みる。
これは、さわるタイミングについてのことを書いていますが、さわる時間の長さだったり、ことわりの入れ方をすり合わせる方法だってあるわけです。
私なら、「さわっていいですか?」って聞いてくれない?そうしてくれたらまだ私へのリスペクトが伝わるんだけど…とか言うかも。まずお伺いを立てんかい、と。当然のようにってのが嫌だったりするからね…。
アホみたいって思いますか?
そんなことまで調整するの?って。
そこまで話すの?って思いますか?
でも、これ、しなかったら、即0か100かになっちゃうでしょ?
そして、冷たい空気が夫婦の間に流れる。次第にそれが当たり前になってしまう。
私は大事だと思う。このアホみたいな話が。
こういうすり合わせの話ができる、0か100かの間で、どこに落ち着けるだろう?っていう話を夫婦でするとき、
私は、あなたのことを拒絶したくはないんだけど、私にも私の事情があるから困ってる
どうにかしたいと思っている
あなたのことをないがしろにしているわけじゃない
ということが、自然と伝わる。
そして、こういうすり合わせの話、0か100かの間で、どこに落ち着けるだろう?という話をできるように
相手を育てないといけないとき
があるんですね…。しんどいーーー。
相手が成熟していないと、こういう話ができない。
もちろん、自分側の成熟も必要になる。
話題が性的なことにもつながるので、なおさら話しにくい場合が多い。
あぁ、ここもったいないなぁと思う(´;ω;`)
夫婦なんだから、と言うなら、もうちょっとその先の話までしようよ。旦那さんがんばって。
すぐ拗ねたり、不機嫌になったり、照れ隠しで適当なことを言われることも多いでしょうね。
そんなときは
あなたのことが大事だからこういう話をしてるんじゃないかーーーー!!
と、ちゃんと主張してね。
参考になれば幸いです。
メッセージありがとうございました^^