素直で魅力あるあなたへ


パートナーシップと性のカウンセラー
小野美世です。


すでに暑さにやられています。
こんなんで私はこの夏を越せるのだろうか…😅

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さて、今日の記事はこちらです。



(2018年11月21日の記事を再更新しています)


結婚や、夫婦生活には

こうあるべき
こうで当たり前
普通こうでしょう

という価値観が、たくさんくっついています。



結婚したら、ずっとその人と一緒にいるもの、とか、

離婚は簡単にするべきではない、とか、

家事育児は女がするもの、とか。

夫婦は会話があったほうがいい、とか、

子どもが小さいうちは別れたらかわいそう、とか。

夫婦に対する「お子さんは?」なんて質問も、

子どもがいるのが普通、なんてのがこれまでまかり通ってきたから、発されるわけで。


そして私たちは、その「くっつけられた価値観」を、採用しながら生きている。

世間はそうだけど、もう私はこれは採用しなくていいや、と決める価値観もある。

自分ではそんなつもりなくても、無意識のうちにまで染み込まされている価値観もある。






今日のお話は、「もう、その『あなたの中の普通』持たなくていいんじゃない?」というお話です。

…いいんじゃないシリーズ。

LINE@にこんなメッセージをいただきました。

  
 
 
 
小野様…ってだれ(´⊙ω⊙`)、と思ってしまい(いや、君だよ)

内容がなかなか入ってこなかったです(笑)

どうぞお気軽に、美世さんとお呼びくださいね。


さて、この、旦那さまからの「こんな自分を受け入れてほしい」という発言。


今も、好きという気持ちはわからない。
結婚すると決めたからした。

性欲もなく、求められればするけど、自分から求めることはない。

自分がよくないことはわかっているけれど、変えられないから、変えようとするつもりがない。

こんな自分を受け入れてほしい…。



世の中、本当にいろんな方がいて、そういう方々が一様に「結婚」「婚姻制度」の枠におさまろうとするわけなので、いろんなひずみや無理が出るのは当然と言えば当然です。


でも…これを結婚後に言うのはずるいよね~。と思っちゃった私。


まぁでも、結婚前に言われたとしても、悩んだあげく結婚してしまう方は多いのですが。


もしこのご質問を、ご結婚前に受けていたら、間違いなく「やめた方がいいと思います♪」と言います。



このご夫婦は年齢もあって、子どもは望まれていない。

この方は、結婚後2年かけて、旦那さまと前妻の結婚生活の様子を聞いてきた、とのこと。

(前妻の方たちもかなり辛かったと思う、と書かれていました)

たぶんこの旦那さまにとっては、上の「こんな自分を受け入れてほしい」というのも、前の結婚生活では言えなくてやっと言えたことだったのかもしれない。

この方が、旦那さまの心をほぐして、やっと出てきた言葉だったのかもしれない。


さて、私からはこんなお返事をしました。




夫婦のあいだで大事なのは、セッ.クスだけではありません。

一緒にすごす時間。

ご飯食べてるだけで楽しい。

買い物してるだけで楽しい。

あっちこっち行くのが楽しい。

それもまた、大切な時間。


「夫婦間でセッ.クスが成り立たないのはおかしい」

っていう価値観を採用し続けて苦しいなら、

それを採用し続けるせいで、自分の心が苦しくなって、

目の前にある幸せな時間すらも見えなくなるなら、

もう、そんな価値観は、「採用しない」ことにしてもいいのではないでしょうか。


世間の「普通(らしきもの)」ではないかもしれないけど、「私たちはそうする」と。



そして、もうひとつ大事なこと。

目の前にいるパートナーをみて、私たちは自分を知ります。

自分ってこんなことを考えていたんだ。

自分にとってはこれが大切だったんだ。

自分とは違う部分をもっているパートナーの言動で、

自分のことを、思い知らされる。

自分がわかっていなかった自分を、知らされる。


パートナーから、「こんな自分を受け入れてほしい」と言われて、悩み苦しむということは、

自分の中に、「まだ受け入れきってない自分」が、いるのだと思う。


あなたにはその気がないようだけど、それは私にとってはとても大切なことなの。

私はそういう人なの。

…というのを、まだ自分で受け入れきっていないのかもしれない。



だってこれ、

「セックスってめんどくさいな~、もう結婚したんだし、できればしたくない」

と思っている人なら、旦那さまにこう言われたら、

「やった、ラッキー♪」

って思うと思うんです^^;

めんどうなことがひとつ減った!って。


でも、この方はそうではない。

それだけ、自分にとっては大事なことで、あなたはそれを大事にしたい人ってこと。


私がこの方の立場なら、旦那さまにこういうと思います。


「私は、セッ.クスやスキンシップを大事にして生きていきたい人だから、

あなたを受け入れようとがんばってみるけど、もう無理になるかもしれない。

そうなったら、外に別のパートナーを探す可能性があるけど、あなたはそれを受け入れてくれますか?」



あ、この方が、上のセリフを旦那さまに伝えたほうがいいよというオススメではないですよ。

私ならこう言っちゃうなーっていうだけ。それで、「簡単に、はい、受け入れますなんて言えないよねー(笑)」とか言っちゃうかも( ̄▽ ̄)


そして、こう書いていて思うけど、これって、簡単に「はい」なんて言えない質問だよね。

自分の気持ちはいつ変わってもおかしくない。


「自分は変わるつもりはない。自分を受け入れてほしい」なんていうのもまた、簡単にはいと言えない質問。


それを、自分が妻に投げかけていることに、旦那さまはきっと気づいてないんだろうなぁ。


旦那さまのいう、「こんな自分を受け入れてほしい」が、具体的に何をさすのかも、確認しておいた方がいいと思う。

それは、自分に、改善を求めるなってこと?

変わることを期待するなってこと?

自分の前で泣くなってこと?

愚痴のひとつも言うなってこと?

私がそのことで辛くても、ひとりでなんとかしろってこと?

私がそのことで辛くても、他に好きな人を作るなってこと?

自分のために、一生我慢してくれってこと?


旦那さまが想像していることと、自分が想像していることは、同じとは限らない。


「あなたを受け入れる」ということと、「自分が犠牲にならないようにどう行動するか」は別のお話。


「どうせ私が我慢するしかないんでしょ」の穴にこもる前に、まだコミュニケーションはできると思います。


旦那さまとも、自分自身とも。



2021.6.11追記

「求めれば答えてくれる」って、救いの一つですね。

そこを相手が頑張ってくれるかどうかって、とても大きいんだよね。
 



あなたの心が穏やかに
満たされていきますように。

いつもつながってくれてありがとう。



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