同窓会の案内が来た時は

正直「行かないな」と思っていました。

関西まで遠いし、

「50歳の集い」の時に

同級生とはもう会っていましたし。


そしたら、幹事の人、しかも仲良しの2人から

「KUNKORO、ぜひ来てね」

声をかけられて。

同じ高校に通っていた妹からも

「一緒に行こうよ」と言われて

重い腰が持ち上がりました。

高校が統合して廃校になるため、

校舎も見納めになるというのも理由の一つ

でした。


行ってみたら、

女子はSNSで普段繋がっている子たち、

男子は顔も覚えていない子たち。

仲良かったけど

卒業以来会っていない、

SNSでも繋がっていない子は

やっぱり出席していませんでした。

残念…。


そして、高校1年生の担任で

大嫌いだった先生が何と出席。

授業中に友達が質問してきたから

教えてあげていたのに、

放課後その担任に呼び出され、

「お前、ホンマに授業の邪魔やねん」

と言われ、当時優等生だった私(自分で言う)

はショックで。

それ以来、先生をガン無視したのだった。

私もどんだけ根に持つタイプなんだろ。


当時まだ先生も25歳くらいだったから

舐められなくなかったのだと思います。

後輩に話したら、

「えっ!さっき先生も同じような話して

反省してましたよ。

KUNKORO先輩の話じゃないですか!」

と言われ、直接話しに行きました。


すると、先生は長髪で

不思議な雰囲気の人になっていて、

「まぁ、俺も若かったんや!」

と私の前では特に反省もありませんでしたが

何か私は積年の恨みを晴らしたようで

スッキリしました。

やっぱり行って良かったな。


男子は

全く記憶にない男子(敢えてそう

言わせてほしい)だったけど

話しててとても感じのいい人がいました。

男子は当時、地味で目立たなかったような人が

出席してたかな。

そういう人ほどいい感じな大人に

なってるな、と思いました。

同級生でまだ小さいお子さんを

連れて来ている男子もいて、

「まだ下に3歳の子がおんねん」

と笑っていました。

そのせいか、見た目もめっちゃ若かった。


私と再会して感極まって泣き出した後輩。

こんな年をとったら1歳違いなんて

同い年のようなものなのに、

何年経っても先輩後輩なんだなぁ。


外回り見学ツアーでは

思い出のテニスコートや

地獄のマラソンコースなども見て来ました。

真っ黒になって汗かいて走ったことが

思い出されて、寂しい気持ちになりました。

冬だからかもしれませんね…。


もう使われてないテニスコート。


最後は校舎を掃除して終了。

記念撮影では、

「これ明日のK新聞に載りますから〜」

(同窓会会長がK新聞勤務にちなんだ、

もちろん冗談です)

と幹事が言えば、

「明日、K新聞買わな…」

というつぶやきが自然に聞こえてくる。

さすが、ノリツッコミが関西やなぁ。


記念品まで用意されて

企画から何まで心がこもっていた同窓会でした。

幹事さんたちには感謝!

行く前は緊張したけど

本当に行って良かった〜。