イラク水滸伝 高野秀行著 | 福岡徒然なるままに

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いまだ、こんな冒険している人がいるとは。
イラクいったことはないけれど、湿地帯も知らなかったけれど、一緒に冒険旅行してる気分で楽しかった。
最初は、分厚い本に、大丈夫?かと心配したけど、旅あるあるのあらゆる困難をひとつずつ気合で解決していく
高野さん」のいつの間にか応援団になって、あっという間に読みました。郷に入っては郷に従えの人間力の素晴らしいこと。
私たちの普通が全く通用しないカオスな世界、こんな地が、あるんですね。エジプトでそう感じたけれど、イラク湿地帯はさらにさらに強烈。
いや、まだまだ地球には、こんな地がたくさんあるのかも。
同行者の「山田隊長」の常識を破るクールな感覚がいい。

絵も上手だしね、私にとっての初見のいろんなこと(織物とか船とかたくさん)への想像をかなり助けてくれた。
いいコンビ!旅はこれだから面白い!高野秀行さんの他の作品も読んでみたい。

 


昔夢中になった山下洋輔エッセイを再読したくなった。

 

 

『ピアノ弾きよじれ旅』『ピアノ弾き翔んだ』『ピアニストに御用心!』『ピアニストを笑うな!』『ピアニストを笑え!』どれも面白い。