強運な人は一生強運。

長い人生、生きてきて実感している。


みんな、うまれた時に幸運の量は決まっていて、使い切ったら不運がくると思うのは間違い。

「運の使い切っちゃった」というのは、ない。

運のいい人ははじめからずっと運がいい。

運が悪い人ははじめから運が悪い。


はじめの幸運の量は、人によって違うのは確か。

生まれてから、ずっと恵まれないまま、亡くなる人もたくさんいる。


ただ、運の字が軍にしんにょうという形からもわかるように、軍が動くように、運は動いていく。

そこに意志が加わり、動かしていくことになる。

だから少し意志も運にかかわる。


運がいい人はその性格もいい。

性格がいいから人も寄ってくる。

人が助けてくれる。

そして運はさらによくなっていく。


運がいい人っていうのは、自分の中に芯がある。

人に惑わされない、人になんと言われても気にしない確固たる自信があるのだ。


今を生きずに、過去にばかりとらわれている人には幸運はやってこない。

人も集まってこない。


運がいい人が病気をしたら最小限の治療で回復。

病気で休んでいるときにも何か意味があり学ぶ。

運が悪い人が病気をしたらよくないことばかり考えて治るものも治らない。

医師も、自分自身も信じない。

どんどんマイナスなことばかりやってくるようになる。


私は2年前にあと数時間で死ぬところだった。

そんなこととは気づかず、咄嗟の判断で、ひらめきに従い、朝、病院を変えて、素晴らしい医師との出会いがあり、緊急手術し、助かった。

その時に、腎ろうとなり、一生つけるのかなとと思ったが、先月、奇跡的にとることができた。

その時の思考を考えると、腎ろうが煩わしく早く取れるように、とは思わず、

腎ろうのおかげで命をもらえた、腎ろうさん、ありがとうと、いつも言っていた。

腎ろうによるストレスを感じなかったのもよかったのかもしれない。

そのような気持ちにさせてくれたのは、医師や家族や友人達であり、本当に支えられた。

私が生きているのは普通だったら、ありえないこと。

病気こそ、運と直結していると感じる。

病気になるのは、決められている宿命。

でもどう切り抜けるかは運の力。


運は、その人の品性が問われる。

運のいい人は、品がいい(はず)。

せっかく生まれたのだから、品を大切に発言、行動しよう。