昨日は朝から名づけや会社名、改名と1日名前の鑑定の多い日でした。

永年、愛用しているのが常用字解と人名字解。

文字の成り立ちを知る参考になります。

本を触っているだけで、いい名前に導かれます。


それにしても、ネットでの名づけには間違い多すぎるびっくり

このまえも、ちらっとネットで、ネット名前決めている人がいて、

〝名づけ辞典でみて椛の字で『かえで』にしようと思うけど、どうでしょう〟

というのがありました。


どうもこうも

椛はもみじであり、「かえで」とは読みません。


じゃあ、名づけ辞典が間違えているのでしょうか。


はい、間違えてます。

名づけ辞典って、それはネットのですね。


ネットで検索した名づけ辞典、

椛の読み方に、はっきりと、「かえで」と書いある‥‥。

こんなのを信じて名前をつけたら、大変。

子供は一生恥ずかしい思いをします。


椛(もみじ)は紅葉する木をいいますので、カエデ科の樹木ですが、椛の漢字自体はカエデとは読みません。

 椛の花は元字は華で樺と同じでしょう。

 椛の読み方は、カバ、もみじ、

 です。

 名づけでは、椛が木へんに花であることから、この花をカと読んで、女の子の名前に使ったりはします。


 このブログを読んでくださっている人の中にも、名づけ進行中の方がいると思います。

ネットの名づけ辞典には画数も含めて注意が必要です。

普通の名づけ本も誤植があります。

名前の字は、必ず、リアル辞書で確認してくださいね。