安田純平さんが無事帰国されたとのこと、よかったなあと思う。
マスコミでは批判的な意見が多く、自己責任なんだから死んでくれてよかったのにとでもいうような風潮。
これが今の日本人なのか、冷たいな。

いろいろ問題もあるけれど、とりあえず
よかったねと、あたたかさがあってもいいのでは。

多額の身代金を払った報道もあるが、お金で命が助かったなら。
故・福田赳夫首相もおっしゃっていたでしょう、人の命は地球よりも重いと。

帰国の途中の安田さんに反省の色がないとたたかれていましたが、あのあまりにもズレてた発言が、逆にどれだけ過酷な拘束生活であったかを物語る。
絶対生きて帰るという執念で、今も異常な精神状態のままでいる。
このことは、安田さんと国とが話し合い、賠償金が生じるのであれば、今後、法に従って払えばいいことで、それは個人の問題だ。

福祉もそうだが、ここ20年くらい、国がなんでも自己責任というようになってきて、その洗脳が今、行き渡ってきたのかもしれない。
国の負担を軽くするために。
あなたはあなた、私は私という考えでは、これから来るだろう超高齢化社会はのりきれないし、日本はなくなってしまう。
かつてスウェーデンが自国を「国民の家」としたように、日本も国全体が一軒の家のように、家族として思いやりの心があるといいな。