昔の人は名前をよく変えた。その時期にいちばん合うだろう名前。その名前を得たとき、その名前の自分になろうと努力する。

スターだってそうだ。本名のときと、芸名のときでは、引きだされる部分がちがう。私も本名とペンネームではぜんぜん違うじぶんのような気がする。生まれたときは「宮澤美智代」、結婚して「伊藤美智代」。でも一番自分にしっくりくるのは普段から使っている「宮沢みち」のように思う。画数、読み方、パーフェクトだし。

自分の名前を気にいったものにするのは、なにより贅沢だし最高のアクセサリーかもね。


ヴァイオリン、次の曲はヴィターリのシャコンヌ。いい曲。大好き。こんな切ない大人っぽい曲を息子はどう演奏するのかなあ。・・・と横をみれば、めだかとザリガニのエサをやっている。五嶋龍君のCDも聞いたりしながら。本番は10月半ば。