片付けが嫌いなので、ものを増やさないことにしているけれど、そうはいってもものは増える。お洋服を買うときも処分するものを決めてからでないと買わないと思って。自分の能力を超えたものを持つというのはたいへんだ。買うことよりも、それを持ち続けているほうがずっとお金(をうみだすエネルギー)を使っている。


近くのスーパーに息子が社会科見学にいった。そこはタレントさんもたくさん買い物にきているらしく、壁に水嶋ヒロさんがそのお店のお肉かな、それを紹介したものなんかも貼り出していたりする。息子によれば、地下の社員さんのところに社訓が書いてあって、それが「高いものと安いものがあったら高いほうを買え」というものだったそうだ。価格競争といわれるスーパーなのに、高いほうを買えっていう社長の考えだから、都心でもお店続いているのかも。レジでは、店員さんが商品を袋に入れてくれるし、ビニール袋も他店よりかなり厚い。


そのスーパーで女優さんやタレントさんたちに遭遇するたび、同じ食料品買っているんだなあと思うと人間それほど成功していも食べるものも変わらないんだなあと思う。だって同じスーパーだもの。お金持ちになって、差は何かなと思えば住居くらいなんだろうか。住居だってね、寝るだけといえばそうだから、他の外にいる時間は同じ空気をすって同じ空間にいるわけだ。だから、お金お金ってしていかなくても、そこそこ生活できればいいやっていつも思ってしまう。だからいつもそこそこ。