これは、東京維新か? | 宮沢たかひと Powered by Ameba
都知事選挙、小池百合子氏の勝利が濃厚になってきました。私は、小池氏が立候補を表明してから、「これは勝てる!」と直感していました。

なぜなら、世相が橋下徹氏が大阪府知事になったとき以降の維新フィーバーによく似てきたからです。既存の政党と政治家に辟易している無党派層が興味を示す対象が、久しぶりに現れたということです。

「政党の論理」だけで思考する政治家たちには、無党派層の気持ちがわかっていません。そして、組織票で選挙を戦える時代はいつまでも続きません。

小池氏はキャスターから自民党所属の国会議員となり、大臣まで経験するベテラン政治家となりましたが、いわゆる職業政治家にはなりきっていないのだと思います。

別な言い方をすれば、職業政治家のごとく振る舞っていたものの、国民の政治に対する思いを理解し、国民目線がどういうものかよくわかっているのだと思います。

私の予想では、都知事に当選した後、小池氏はかなり早いテンポで次から次と勝負を仕掛けてくると思います。

冒頭の都議会解散は難しいかもしれませんが、都議会議員が追い詰められるような法案を提示すれば、都議会は都知事に対して不信任案を出さざるを得無くなるかもしれません。

少なくとも、来年7月には都議会議員選挙があるので、準備期間としては十分です。都議会議員は戦々恐々という状況になるでしょう。

自民党を知り尽くしている小池氏ですから、自民党執行部も心してかからないと思わぬ火の粉を浴びることになるのではないでしょうか。

関東にも、「維新の風」が吹き荒れる時が来たようです。