「理解のある親をもつと子どもはたまりません」 【河合隼雄氏著 「心の処方箋」(新潮文庫)】 | 宮沢たかひと Powered by Ameba
断捨離している最中に目にとまり、その場で読み始めてしまいました。傍線を引いてあるので一回は読んでいるようですが、読んだ時期も内容もほとんど記憶にありません。ちょうど子育てに悩んでいた時期かもしれません。

本文より

理解のある親をもつと、子どもはたまりません。・・・子どもは成長してゆくとき、時にその成長のカーブが急上昇するとき、自分でも抑えきれない不可解な力が湧き上がってくるのを感じる。それをなんでもいいからぶっつけてみて、ぶつかった衝撃のなかで、自らの存在を確かめてみるようなところがある。そのとき子どもがぶつかってゆく第一の壁として、親というものがある。・・・子どもたちは生きた壁にぶつかりたいのである。・・・子どもに対して壁となれるためには、親は自分自身の人生をしっかりと歩んでいなくてはならないのである。』

このとおりうまく行ったかどうかはわかりませんが、嫌われる覚悟で 「壁」 にはなっていたように思います。「自分自身の人生」も子どもたちにどう評価されているのかは知りません。なにしろ、親も必死でしたから。。

臨床心理学もおもしろそう。

人生の指南書としては一級書籍と思います。再読します。

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