【党研修会を終えて】 | 宮沢たかひと Powered by Ameba

堺市長選挙を終えた後の我が党の雰囲気はたいへん良い。


もちろん堺市長選挙の結果は残念ではあったが、堺市で全議員と秘書らが心を一つにして闘ったことにより、党内に一体感が生まれた。


この良い雰囲気は、二回の税制調査会、そして先週の金曜日と土曜日に開催された両院議員総会と党研修会での忌憚のない議論を経るにつれて、徐々に醸成されてきた。


党内に落ち着きが訪れ、大阪都構想、国政での闘い方、党内ガバナンスのあり方について、皆が冷静かつ真剣に意見を述べ合い、極めて質の高い議論となった。


石原慎太郎代表を始めとする先輩方の長年の政治経験を踏まえた意見は鋭く、ハッとさせられることが多々あった。さらに、3060歳台の一回生議員も遠慮なく忌憚のない意見を述べ、先輩方もそれらの意見を真剣に聞こうとしているのがよくわかった。中堅議員は、党内の意見調整をするために懸命の努力をしている。

 
橋下代表は、自民党の見習うべきところは見習い、自民党に対抗できる野党をつくるために「挑戦」を続け、自民党にできなかったことをやろうと訴えた。また、政党間の緊張関係のみでなく、我が政党内にも緊張関係が必要であると説く。この橋下代表の「発想の柔軟性と斬新さ」こそ、昨年の2月に私が維新政治塾に入ることを決心させた要因である。

 
「精神(思考)は表情筋に宿る」は私の口癖だが、今の日本維新の会の国会議員たちに、地元への利益誘導、カネやポストへの執着等の「私欲」は表情に出ていない。石原代表や橋下代表も良い表情をしており、相互に持論を述べあって食い違う部分もあるが、お互いを尊敬しあい、認め合っている。議員としてのみでなく、一国民として両者の問答を見ていても、清々しい気持ちになれた。

 
昨年12月から続いた数々の選挙が一段落し、「国会議員ゼロ」から「国会議員62名」の国政政党が生まれた。これは歴史的快挙である。

 
一年前のワクワク感、興奮、緊張感がよみがえりつつある。原点に戻りつつある。

 
日本維新の会は、この一年間を振り返り、総括し、戦略を練り直して次に進めばよい。

 
改めて、この政党の国会議員でよかった、と思う。