※写真はイメージです

 

2024年4月11日

 

 このところ立て続きに壁画制作が続き、その前は絵本作り&個展と年末から隙間なく走り続けてきていたのですが、ようやく少しだけゆっくりできるタイミングが来ました。思えば昨年の秋に会社を立ち上げ、同時期にアトリエを作ったり犬を飼ったりと生活は激変しました。その変化した生活に慣れる間もなくいろんなことが始まってしまっていたので、なかなかゆっくり今の自分を見つめ直す時間がありませんでした。

 

 気がつけば季節は移り変わり、庭の桃の木も満開で春の訪れを感じます。流山に移り住んで今年で10年目、当初は都内で子育てをする自信がなかったことからギリギリ都内に通える場所を探してたどりついた街でした。来た時は何もないがらんとした街でしたが、現在では「流山おおたかの森」といえば全国的にもメジャーな子育てシティとなり、今年も新しく小学校が2校、中学校が1校開校するほど子供が増えています。今年二人目の娘が小学校に入学を果たし、ついに子供の送り迎えも終えました。思えばこの10年、よくがんばったなーと思います。

 

 

 僕の10代からの夢は「絵で生活すること」でした。27歳の時にテレビで絵を描く仕事をいただいたのをきっかけにその夢は叶い、それからは「海外を行き来しながら絵を描きたい」というスケールアップさせた夢を、現実的な生活とどうバランスをとりながらやっていくかの試行錯誤でした。36歳の時に「Over the Wall」を立ち上げ、一年に一度世界に壁画を残す活動を行うことでバランスは完成し、現世では諦めていた「子育て」にも挑戦できる機会をいただきました。当初は絶望的に時間がなくなりピンチに陥りましたが、そこから約10年が経ち、仕事、プロジェクト、子育てのバランスも取れるようになってきました。そこで次の10年に向けた新しいチャレンジを始めることにしました。

 

 次のチャレンジとは、軽井沢にアトリエを作ることです!

 


 実は当初、軽井沢ではなく海外に拠点を持ちたいと考えていました。物価の安い東南アジアあたりにアトリエを持って、日本と行き来しながら生活ができたらいいなーなんてぼんやり考えていたのですが、例のコロナウィルスによる自粛期間の影響で、海外に行きにくくなってしまったことが大きく影響しました。翻ってこれはコロナのおかげなのですが、妻がフルリモートで仕事ができるようになり、流山から2時間ほどの軽井沢にもう一つの拠点を持ち、行ったり来たりする生活は面白いんじゃないか?と思ったのです。何より海外だと家族が一緒に過ごせない期間ができてしまうのは一番大きかったと思います。


 現在は建物を改装中で、本格的に使い出すのは5月末ごろを予定しています。これから時々「軽井沢二拠点計画」と題して、少しずつブログでも状況を報告していこうと思っています!