教室でワークショップをする山田さん

 

1月30日 「二人の到着」

 

 この日、山田さんと慶輔が到着しました。僕にとっては待ちに待った日でした。なにせ連日猛暑の中、一人でコミュニケーションを取りながら撮影もして、仕上げの作業ができないことに焦りも感じていました。二人の到着に合わせて早川さんがケニア風焼き肉(ニャマチョマ)屋さんに連れて行ってくれたことはとても思い出に残っています。真っ黒に日焼けしている僕に驚きながら、時を忘れて遅くまで話しました。

 僕らが泊まっていたのは長期宿泊者用のアパートメントのような場所で、2つのベットルームとリビングがついていました。僕は個室を使わせてもらい、二人が相部屋でしたがある日の深夜、僕の叫び声が鳴り響き、二人は飛び起きます。山田さんがマサイの村で買ったルング(こん棒)を握りしめて、

 

「ミヤケンどうしたの〜?」

 

っといいながら僕の部屋にそーっと入ってきたことをよく覚えています。

連日の作業とプレッシャーから悪夢を見て、大声で叫んでしまったのです(笑)。隣の部屋の二人が飛び起きるぐらいですから、相当なボリュームの絶叫だったようで、山田さんは僕の部屋に暴漢が押し入ったと思ったそうです。

 それぐらい追い込まれながらの作業でしたが、二人がいてくれることで本当に心強く、仲間の大切さを知ったプロジェクトでした。

 

ヤギのニャマチョマ

 

 

※当時のブログを掲載しています

1月31日 「オープニングセレモニー」


  今日は壁画プロジェクトのオープニングをさせていただきました。プロジェクトの説明と、偉人たちについて、そしてその偉人たちの本をご用意してくださったアマニヤアフリカさんの贈呈式などが行われました。
 子供たちの熱烈な歓迎を受けて、本当にここまでやってきてよかった!!っと思えました。僕たちはそのお返しに、プロジェクトメンバーの香月さん&ブリアさんが制作した「月夜の音楽会」の紙芝居を、顔面ライブペイント付きでお届けしました。もちろん大成功しました!
 プロジェクトも盛り上がってきましたが、明日からはマサイマラへ向かいます。マサイの子供たちに初めての絵を描くワークショップを行います!!さあ、また違う報告をできると思います。