※ 当時のブログを掲載しています

1月27日 「制作三日目」


 壁画制作も3日目になりました。どうなることかと思った制作も軌道に乗り、いい感じで作業は進んでいます。
 今回僕が紹介したいのは、初日からずっと制作を手伝ってくれているアレックスくんです。彼は小学6年生ですが、一人で黙々と作業をします。初めは大勢いた中の一人だったから特に気に留めていなかったのですが、気づくと丁寧に丁寧に描いていて、いっこうに休もうとしない。大人の僕たちでもキツいのに、彼は一日中作業をやめようとしません。初めは下塗りだけだったんだけど、試しに仕上げまでやらせてみました。描き方が分からないのか、やはり思ったように描けません。それでもあきらめずに描き続けると、どこかのタイミングでコツを掴んだようです。筆も使い分けるようになり、細かく観察して描くようになりました。
 彼が普段どんな生徒なのかは知りません。だけどとんでもない集中力で、どんどん技術を吸収しています。自分が小学生の時に、炎天下のなか朝から晩まで絵を描くことができただろうか?ふとそんなことを考えてしまいました。子供はスイッチが入るとすごい、久しぶりに「ガチャン」とスイッチが入った音を間近で聞いたような気がしました。
 まだまだ制作は続きます!

 

すごい集中力で描く少年

 

 

オドンゴと2ショット壁画の背後の風景

 

1月28日 「制作四日目」

 

 今日は僕の日常を紹介します。現在ナイロビは日中とても暑いです!!7時にホテルにアユブ(タクシードライバー)が迎えにきてくれ、7時15分頃キベラの入り口に到着。そこでオドンゴと合流してマゴソスクールへ。
 マゴソスクールに着くとリリアンの部屋で朝食とチャイをいただきます。ゆっくりして8時過ぎに作業開始。午前中は涼しいので作業がはかどります。1時頃昼食で、僕の大好きなケニアフードをリリアンの親戚などと5、6人で食べます。手で食べるので、ペンキをよく洗わないといけません!
 昼休憩を取って2時過ぎに作業を再開。それから5時半ぐらいまで作業をします。休憩をしながらアユブが迎えにくるのを待ちます。安全を考えて、アユブの車以外で外に出ることはありません。ホテルに着くのは7時頃、節約のためと、一人で食べても寂しいので自炊をしています。しかし、ケニアの食材はなかなかハードルが高く、既に何度も痛い目を見ました。。
 しかしすべてひっくるめてとてもおおらかな国で、日に日になじんでいます。明後日には2人のスタッフが到着するので、それまでにできるだけ壁画を進めておこうと思います。

 

ケニアでの一般的な食事