山崎元氏のがん保険無用論は本当か? | がん治療の虚実

山崎元氏のがん保険無用論は本当か?

◎山崎元氏のがん保険無用論は本当か?【がん専門医が解説】有名人がん解説シリーズ

(21分)

■ はじめに

───────────────────

ある男性の話ーー

高齢の親が、足がもつれて転倒し、肩を痛めた。

もともと運動はやっていたが、加齢現象で足の筋肉が衰え、ちょっとしたことでつまづくことはよくある事。

本人は腕が上がらず、手術が必要かもとしょげかえっていた。

しかしその息子は毎日iPhoneでテレビ電話(FaceTime)、共有メモ、音声入力の方法を教えて、利き腕が使えない不便さを逆手にとって、スマホのテクニックを指導していった。

そうでもしないと日常生活で相当制限されるし、入院したときはまだ面会も制限されるため、いきなり孤立するから、その母親は必死になって音声入力を練習して、日々の病状を日記につけるようになった。

すると、けがした母親はむしろ元気になって、このテクニックを覚えて、後日仕事に活用しようという意欲がでてきたとのこと。

またふだんあまりやりとりがなかった家族間のコミュニケーションの機会が増えたのも喜んでいるとのこと。

ーー

人生は三つの「坂」があります。

上り坂、下り坂、まさか、です。

不運だと嘆く時間があったら、近親者や隣人の力を借りて、これから新しく世界を広げるために時間を投入するほうがいいでしょう。

今までは高齢だから難しいと思ってあきらめていたICTも、必要性が分かったら本気で学びたいと思うものです。

がんになったとしても、その不運を逆手にとる戦略がとても大事ですね。

■ がんと登山コラム(3)

───────────────────

前回の続きから

登山の面白さはいろいろあっていっぺんには言い切れないのですが、下山後に次の登山のためにどんな装備を買いそろえるか、新調するかという事を考えるのも楽しいものです。

誰も助けてくれない厳しい状況に自ら踏み込むわけですから、装備品の不備は毎回とても目立ちます。

せっかく調子よく登って達成感があったのに、下山中に靴のサイズが合わずつま先がぶつかってつらかったことが連続してありました。

専門店に行って事情を話し、足のサイズ、うち履きなどの加工してもらって、次の登山の時に全く足が痛くなかったのは大変うれしいことでした。

また大量の汗をかいても速乾性のある登山用の衣服も買いそろえるとその快適さに驚きますし、ついつい次の装備をほしくなるものです。

もちろん危険性が伴うのが登山なので、余り危険な山に登ろうと思っているわけではありませんが、毎回新しい発見があるのが楽しいものです。

苦労しててっぺんに登った後のコンビニおにぎりや、冷やしカップラーメン(水入れただけ)もこれほど美味しいものかと驚くぐらいです。

つまり日常生活であって当たり前のものが、山にはないのです。

これってがん治療人生に近いものがありませんか?

失われて、あるいは制限されてそのありがたみを実感するがん治療人生は、決して不幸ばかりではなく、立ち止まって自分の人生の価値を再確認する良いチャンスと思ってしまうのもありではないでしょうか。

 

■ 本日の有用記事

───────────────────

◎がん代替療法、情報とどう付き合えば 島根大病院臨床研究センター長・大野智教授に聞く

https://www.asahi.com/articles/DA3S15805248.html

ーーーーここから一部引用ーーーー

健康食品「天然=安全」ではない、治療の機会逃す場合も

 補完代替療法で気をつけるべき点は、まず健康被害があるかもしれない、ということです。

 

 「健康食品は食品で天然由来成分だから、薬の副作用のようなマイナス面はない」と思う人もいるようですが、じんましんや下痢などの症状が出ることも、肝臓など内臓に影響することもある。

〜〜中略〜〜

人間には、「高額なものほど良い」という認知バイアスがあります。「これだけ払ったんだから、きっと良いことがある」と信じたくなるのは分かりますが、本当にその価格に見合う価値があるか、冷静に考えてほしいです。

ーーーーここまで一部引用ーーーー

【当方のコメント】

補完代替療法は高いものほど価値があるような錯覚があります。

これは結構やっかいで、たとえ役に立っても値段が安いと価値がないような錯覚が出ることもよくある事です。

病院で出させる薬は抗がん剤以外では自己負担額が結構やすいので、余りありがたいという意識が出てこないのも困ったものです。

───────────────────

 

■ お知らせ

───────────────────

◎【クリアファイル付】録画視聴チケット・がん防災まんが「まんが押川先生 抗がん剤は危ないって本当ですか?出版記念講演会(8/26開催済み)」(2000円)

https://oshikawakouen.peatix.com/

 

2023/8/26に大好評で終了した『まんが押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?出版記念講演会』の録画視聴チケットです。

押川名言集オリジナルクリアファイルのおまけ付き!(こちらがメインかも)

この押川名言集クリアファイルには50個以上のがんのことわざが詰まっています。

この名言集それぞれに準じた動画集再生リストQRコード付きです(今どんどん撮影して動画が増殖していきます)。

なお収益は学校がん教育が取り残した部分を補完するための、がん防災まんが寄贈のために活用させてもらいます。

 

◎2023年8月18日刊行・まんが 押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか? (990円)

Amazonカテゴリーランキング1位獲得記念!

アマゾン→ https://www.amazon.co.jp/dp/4334100163

 

楽天ブックス→ https://books.rakuten.co.jp/rb/17574006/

◎消化器がん女性向けSNS「ピアリング・ブルー」

https://bleu.peer-ring.com/

 

がんになって、がんが縮小すれば良いかというとそんなわけないのです。

がん周辺、特に人間関係の悩みはつきません。

でもそんなことは主治医には相談できないのが普通です。

となると、同じ立場の方々としゃべりたいと思いませんか?

顔出し無し、匿名で、家族や隣人にはいいにくいことで何でも遠慮なく相談できる、あるいは相談しているところをのぞき見できるピアリングブルーがお勧めです。

ぜひ一度のぞいてみてください。

医療監修している押川も時々コラムを書いていますよ。

 

↓こちらにたくさんの方々の日々の悩みや助言がたくさん積み重ねられています。

https://bleu.peer-ring.com/diaries

 

アプリiOS版 

https://apps.apple.com/jp/app/peer-ring-bleu-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC/id6468465375

 

アプリAndroid版 

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.peer_ring.bleu

 

閲覧は男性でもできますので、ぜひ手に入れてみてください。

 

■ がんここ通信

───────────────────

【がんここ副作用編・不安】

 

がん治療の副作用をかわす戦略編!

4回目は、私たちを苦しめる「がんの不安」「副作用の不安」、どんどん増幅してしまう「不安」との向き合い方を取り上げました。

 

4名の医師を含む26名のご参加

レクチャーポイントは↓

‥‥‥‥‥‥‥

・がんも怖いが副作用も怖いジレンマ

 

・不安が強くなる5つの主な理由

 

・不安は漠然としているからやっかい

 

・患者が不安に対処する方法は病院では教えてくれない

 

・不安に立ち向かう7つの具体的な方法とは

‥‥‥‥‥‥‥

 

「不安を感じること自体は、ごくごく普通のことです」

と押川勝太郎先生

 

・不安は漠然としているから厄介

・でも、その不安を伝えないと効果的な支援はしてもらえない

 

「病気について悩むのは1日10分だけ」

押川名言集より

 

人生は時間そのものです。

がんここで副作用の正体を知り、不安を蹴散らしながら、人生を生きてまいりましょう。

 

次回 12/14(木)は、がん専門医がこっそり教える主治医との交渉術!

『患者ができる副作用軽減交渉術とは?』です

・抗がん剤副作用が強くなる5つの原因

 

   ・抗がん剤副作用を軽くしてもらえない5つの原因

 

   ・副作用をがまんすると寿命が短くなる理由

 

   ・副作用対策次第で人生の質も長さも決まる理由

 

   ・病院では教えてくれない副作用軽減の具体的交渉術

6. 抗がん剤をいつやめるか? どうやめるか?(こちらは2023/12/28開催)

 

   ・「抗がん剤をいつやめるか? どうやめるか?」という専門書が実際に出版されている!

 

   ・抗がん剤をいつやめるか・やめないとどうなるか

 

   ・抗がん剤をどうやめるか・コミュニケーションがカギを握っている

 

   ・各ドクターの「私はこうしてやめている」証言

 

   ・「やめどき」をめぐるサポートにはどんなものが利用できるのか?

  ↓単発参加URL

   https://gankokofukusayo1.peatix.com/

 

『がんここ』お気軽にご参加ください。

・毎月2回、第2・第4(木)20:00~開催

・見学(顔出しなし、声なし)もOKです

・過去のアーカイブ動画すべて見放題、押川のレクチャースライドもすべてダウンロードできます

こちらは↓月会員用

https://community.camp-fire.jp/projects/view/460455

 

───────────────────

■ 匿名相談用LINEオープンチャットより

───────────────────

◎乳がんステージ1でオペ~放射線治療し、オンコDXを経て、2023年4月よりTC療法(ドセ+エンドキサン4回)開始しました。

6月の3回目投与後では、トイレに行くのが精一杯の寝たきり状態が1ヶ月ほど続き、これ以上は耐えられないと希望して、最終投与は中止してもらいました。

副作用は最終投与から1ヶ月以上経過した現在もいろいろありますが、特にふわふわした眩暈が、投与毎に期間が長くなり、3回目から現在にかけてはまだ続いてます。

生化学検査上は、貧血もなく、正常範囲だそうで、主治医からは眩暈についての薬はない、とのことで処方はありませんでした。

普段のかかりつけ医にも聞いてみたところ、同じような回答でした。寝たきり状態を加味して、脱水のアドバイスもいただきましたが、気をつけて水分摂取しても、症状に変化は感じません。

そこで、症状を抑える薬はないとしても、こうしたら回復が早くなるかも。試してみるといいかも。のようなことがありましたら、なんでもいいので是非教えていただけたらと思います。

 

【当方のコメント】

質問者が何歳なのか分からず、限られた情報であり、もちろん正式な診断でもないので一般論として解説します。

抗がん剤治療後(特に強力な古典的抗がん剤を長期に頑張りすぎる場合)に全身倦怠感、ふらつきなどの後遺症が残る方は少なくありません。

がんでなく、抗がん剤治療をしない一般人でもめまいはあり得るわけですから、抗がん剤が原因と特定はできないものの、抗がん剤の直接的な副作用と、それに伴う長期的な臥床がフレイル(介護手前の虚弱)、身体を支える筋肉量低下を引き起こしている可能性はあります。

これは薬で動向なるものではなく、少しずつ運動療法、いわゆるがんリハビリテーションを進めていくことが重要だと思います。

主治医に抗がん剤治療中ほとんど寝たきりだったということは伝えておられたでしょうか。こういった場合は、抗がん剤の減量や投与期間延期しないと身体のダメージが強すぎて、生活が成り立たなくなる事になります。

 

◎夫なのですが、昨年の9月に大腸がんで肝臓やリンパ節転移ステージIVと宣告されました。

抗がん剤治療ををしながら

年明けに大腸がんの切除手術をして今はまた抗がん剤治療の繰り返しで副作用と毎日戦っています。

因みに抗がん剤は

アービタックス

オキサリプラチン

フリオロウラシル

(8クール目になります。)

そこでご相談なんですが...

いろんな副作用がある中で、最近右足の痛みが酷く歩きづらくなり何度か転んだりもしています。

これは抗がん剤の副作用なのか若しくは転移の可能性があって痛むのかとても不安な毎日を過ごしております。

可能性としてはどちらなのでしょうか?

【当方のコメント】

オキサリプラチンの末梢神経障害のためしびれだけではなく、感覚異常のため転倒リスクが出てくる事もあります。しかしまだまだ色々な要因があります。

実際に診察して検査をする医師でも、正確な診断が難しい場合が少なくない事を考えると、当方に回答を求めるのは危険でしょう。

書いていることをそのまま手紙にして主治医に送って、診察日を繰り上げてもらってください。

↓こちらをどうぞ↓

命取りとなるがん再診予定日の落とし穴・旅先#178

https://youtu.be/wWI1xSE7BNU

 

◎中咽頭癌で昨年10月手術して今年5月に肺と肝臓に転位しました。肺は手術して肝臓は重粒子受けるつむりです。その後抗がん剤 シスプラチン受けたいのですが、先生に抗がん剤シスプラチン受けたいと言っていいもんでしょうか?

 

【当方のコメント】

別に要望してもかまわないと思いますが、なぜシスプラチンが良いのかという理由もつけて手紙を書くと、もっとしっかり対応してくれるでしょう。

 

◎乳癌の肝臓転移で今年の1月から3週毎にエンハーツで治療中です。9月に造影CT検査の予定ですが、エンハーツの点滴後なのですが、造影剤を点滴しても大丈夫?なのか心配です。毎回エンハーツの点滴後血圧が下がります(90台)倦怠感も強く顔色も悪くなります。ご回答を宜しくお願い致します。

 

【当方のコメント】

造影剤はアレルギーが一番の問題ですが、血圧は直接的には関係ないものです。

症状と血圧が低い状況を看護師が把握していれば、検査に行って良いか判断してくれるでしょう。

一番の不安解消は、上の文章をそのまま主治医に手紙で質問することです。

 

 

◎私ではなく、母(現在74歳)が2年前に乳がんになり、それからこの2年で

左乳全摘出→左肺に新たに癌、3分の1くらい摘出→腰圧迫骨折で入院→股関節に転移→後頭部の脂肪の塊と思われる出来物を切除手術。そこから癌細胞があった。→右肺に転移。

と言うような感じで、、、

薬も副作用がキツかったりで色々変わって

最近はベージニオという薬ですごい副作用の下痢が酷いときがあったけど、頑張って耐えてました。

1ヶ月に一回お尻に注射をしたりもしていました、

しかし昨日、右肺の転移がわかりまた薬が変わり、、

カペシタビン錠というのになりました。

こんなに色々なところに転移があると、もう寿命もそんなにないのでしょうか?

私は直接病院の先生には会えてなくてどんな状態なのかわからなくて。

この先どうなるのかすごく不安です。

 

【当方のコメント】

どのくらいの元気さがある分からないし、「寿命もそんなにない」とは月単位か年単位のことをいわれているかわからないので、回答しにくいですね。

ただがんになったらがんが原因で寿命が終わると思い込んでいる人が多いので↓の動画を参考にしてください。

また会えない主治医には心配事を個条書きにして手紙を書き、電話説明のアポイントメントを取ってもらうといいでしょう。

不安は少しずつ事実を明らかにすることで軽くなっていくでしょう。

がんでは死なないがん患者・旅先#130

 

 

 

◎ご回答ありがとうございます。

その場合、セカンドオピニオンや主治医によってスタンスが違う場合、出来る主治医、セカンドオピニオンをどこの病院にすれば良いのか、やみくもに探す方法以外ないのでしょうか?

【当方のコメント】

地域差があるため、一般的な情報がなく、大きな病院のセカンドオピニオンを探すことになるでしょう。病院のサイトには案内が書いているはずです。ただし違う診療科のドクターにセカンドオピニオンする事をお勧めします。

 

◎後腹膜の脱分化型脂肪肉腫術後の再発しているものです。

 

今はヴォトリエントを内服しています。

今後放射線治療も視野に入れていますが

陽子線治療、BNCTの方が効果があるのでは?と思っています。

保険適応になるかわかりませんが

希望すれば適応外でも治療してくれるのですか?

放射線とどちらが効果期待できるとお考えでしょうか?

 

【当方のコメント】

陽子線については情報を持っている主治医でないと判断できないでしょう。

骨軟部腫瘍に対する重粒子線治療について

https://www.nirs.qst.go.jp/hospital/patients/indications/04.php

「原則として病理検査にて肉腫と診断され、多発転移がなく、かつ切除非適応と骨軟部肉腫専門医(主に整形外科医)から判断された方が適応になります。手術後再発や、照射後再発も適応になることがあります。金属が入っている場合は適応外の場合があります。」

 

BNCTの保険適応症は 切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌 となっており、適応外では無理でしょう。効果よりも安全性の方が問題となるためです。

病院設置型BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)について

https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/radiation_oncology/bnct/index.html

 

◎押川先生 回答ありがとうございました

お陰様で26日の血液検査では血色素も

二桁になり徐々に回復傾向なので予定通り8日から抗がん剤➕キイトルーダが始まります

先生がいつもおっしゃる様に抗がん剤治療には体力と栄養が必要な理由や今となっては遅いですが、術後に禁酒禁煙が必要な理由を説明していてくれたらと思ってしまいます

良いのか悪いのか病気について何も調べない主人にとっては、家族が言う事は耳をかさないので‥

どんな病気も同じだと思いますが

病気になった人に付き合う家族のメンタルも是非触れていただけると有り難いです

 

【当方のコメント】

本人が全く家族に耳を貸さないので、次の受診時に主治医からこういった点を指導してほしいと手紙を事前に送っておくと良いでしょう。主治医が気がついていないことが多いからです

 

◎68歳男性

胃がんステージⅣ

肝転移、リンパ転移、腹膜播種あり

便秘と飲み込みにくさが症状として現れ、入院後、胃がんと診断されました。

(病理は低分化型)

余命は6ヶ月と言われました。

 

食道の下〜胃の上部に腫瘍があり飲み込みにくさの要因となっているようで、

胃瘻を作り、その後外来化学療法(SOX+オプジーボ)をしています。

最近、3クール目の投与日でした。

 

(他の選択肢として、ステントを入れ、経口摂取できるようにする選択肢も挙げてくださいましたが、腫瘍が小さくなってステントが胃内に落ちた時に手術でとらないといけないとの事で、主治医の意見も聞き、胃瘻を選択しました)

 

1クール目は入院下で開始、投与1週間後に退院し、その辺りから嘔吐(1日4回)、その後下痢(4日程)、その後は比較的元気

 

2クール目はエスワン、エルプラット共に減量し、投与5日目〜12日目辺りで1回/日の嘔吐が5回 下痢はなし

エスワンは4回スキップ

ケモ後、数日は元気、2週目後半からも体調良さそう

 

3クール目は投与翌日のラコール注入後嘔吐あり

、、そして、現在です

 

メトクロプラミドは適宜使用していますが、吐き気落ち着いたかな、と言う時に吐いてしまうこともあり、上記の回数吐いてしまっています。

 

食事に関してはラコール半固形1500キロカロリー/day(調子によって減量)と、

豆腐やバナナ、プリンやゼリー、果物等は気分に合わせて経口摂取しています。

体重は、入院前と現在とでは58キロ→50キロとなりました。

(退院後からは大きな変化ありません。)

 

主治医は、毎回診察で化学療法続けれそうですか?と聞いてくれて、4クール終わったら検査をしてみましょう。

との事でした。

副作用や家での生活も伝えています。

 

本人の調子の良いときは短時間ですが畑仕事をしたり、車で一緒に買い物についてきます。

仕事は休職中、

オキシコンチンにて痛みのコントロールもできています。

 

質問

①今後化学療法を続けていくかは検査の結果も踏まえてですが、やめ時、はどの様に考えていったらいいのでしょうか。

 

②嘔吐の回数は多いのでしょうか。

ラコール注入後に嘔吐する事が多いです。(他、何か間食した後もあります)

 

③CT等による評価について

3クール終了辺りかな、、と思っていたので、4クール後に検査しましょうと聞いて、あ、まだか、、と思ってしまいました。

今のところ病状に大きな変化なく経過しており、患者の為のガイドラインには2〜3ヶ月に1度とあったのでなんでかな、と思ってしまいました。その場で質問すれば良かったのですが、、、

4クール終了後の予定としてる理由は何か考えられますか?

抗がん剤が少しでも効いてくれればと思う反面、しんどい姿を見るのは嫌なので早く今の抗がん剤の評価を知りたい、と思ってしまいます。

 

今後、主治医の先生にも相談しようと思いますが、押川先生のご意見伺いたいと思っています。

長文失礼しました。

よろしくお願いします。

 

【当方のコメント】

①化学療法のメリットが感じられなくなった時がやめ時です

②食道胃接合部の腫瘍圧迫によるもので、液体も胃内に流れるのに時間がかかるとそうなるのかも知れません(画像情報ないので推測です)

③検査は治療方針が変わる可能性があるために行いますから、自覚症状悪くなければ、もう少し判断を後に持っていきたい場合は検査間隔が空きます。

 

★がんに罹患したばかりで混乱している方々を対象に、地元の様々な職種の方々と共同して匿名相談用LINEオープンチャットを作ってみました。

2チャンネルのLINE版みたいなゆるゆるの掲示板です。

この敷居の低さで、がん治療以外の困りごとについても、どこまで支援出来るか試してみようと思います。

 

◎オープンチャット「がんサバイバーの為の専門職によるサバイバル術(よろず相談室はこちらです)」での質問

 

https://line.me/ti/g2/E3g3SnUWR9YXkfjhjNs-ew?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

◎オープンチャット「がん専門医の部屋」より質問

https://line.me/ti/g2/xTnTW-Omnx6V2gZDhV2fpg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

◎以下より押川勝太郎の全てのSNSを全部一括チェック可能です。

↓↓

https://lit.link/oshikawa

 

 

◎   第165回宮崎がん共同勉強会

日時:   2023年12月24日日曜日 13時〜15時(11:30〜オンラインお茶会)

がん治療を受けている患者さん同士で一緒にLINEミーティングで勉強してみませんか

 

場所: 宮崎市 フィオーレ古賀看護専門学校+オンライン

11:30 LINEミーティングでオンラインお茶会

 

13:00〜15:00 がん専門医レクチャーと質疑応答+おしゃべり会

 

今回のテーマ:「がん患者と主治医はなぜ意見衝突する?」

 

初めてオンラインで参加する方、下記URLから


事前登録(初回のみ)をお願いします。
 
(詳細も分かります)

  
https://sites.google.com/view/miyazakigkkb-online-entry

下記宛てに葉書あるい、メールで事前予約をお願いします。 (ただし予約無しで当日現地参加可能です)

〒880-2101 宮崎市跡江3782  竹上 とも子 宛  メールアドレス : tomoko37tkg@gmail.com

電話 ; 090-1166-7880

申込に際して以下事項をご連絡ください。

1氏名

2LINEで名前(オンライン参加時確認用)

3年齢

4性別

5がん種

6参加者種類(本人、家族など)

7居住地(都道府県)

8緊急時 電話番号


 


 

ーー参加資格ーー

 

・がん患者本人とその身内

・がんに興味ある常識人

・医療関係者

・会の和を乱さず、配慮できるかた

 

当日11:30ごろよりLINEからご参加可能です。(事情で開始が遅れることもあります)

 

内容はがん治療医・押川勝太郎のミニレクチャー20分+LINEミーティング参加者の自己紹介+おしゃべり会。

 

申込は以下のメルアドから申し込んで、下の方にあるLINEリンクをタップして参加してください。

 

【申込方法】

↓ここからメールで申し込んでください↓

 

https://forms.gle/yniE4krztjY9iE2z9

 

 

当日は色々トラブルもあるでしょうが、ご容赦ください。

 

ーー参加約束事ーー

 

話された個人のことは、ここに置いて帰り、他の場所では話しません。他言は厳禁です。

健康食品や健康器具などの物品を勧めたり販売することはしません。

宗教団体への勧誘はしません。

他の人が受けている治療は、自分に合うとは限りません。医師に相談しましょう。

大切な時間です。参加された方が平等に話せるよう、お互いに気を配りましょう。

安易なアドバイスや励ましをされると、負担になることがあります。お互いに聴き上手になりましょう。

 

ーー個人情報取り決めーー

当日の会で収集した個人情報は外部へ漏らすことはしません。

ただし、個人を特定できない形でのFacebookライブ動画配信、YouTube動画チャンネル登録、学会発表などに使用します。

 

ーーーがん防災マニュアルの無料配布ーーー

皆さんの応援のおかげで大好評で、がん防災マニュアル冊子版が遂に20万部近く印刷・配布されようとしています。

この一冊28ページでで、がん予防、発病時の対応方法、家族の支え方や職場関係、経済的支援の受け方、情報の探し方から怪しいがん治療の見分け方等、がん治療人生のざっくりとした全体像が短時間でつかめます。今まで類書がなかった画期的な「一家に一冊」のPDFです。 

 

無料PDF版はずっとあったのですが、やはり気軽に手に取れる冊子版の良さは捨てがたいものがあります。

今回3冊の無料冊子+諸経費=280円で入手できます。

またもっとまとめて購入することも簡単にできるようになりました。

さらに今まで面倒だった支払い方法も

クレジットカード、アマゾンペイ、ドコモ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、銀行振込が利用できます(それぞれ別の手数料がかかることがあります)。

 

こちらから↓入手してください。

がん防災マニュアル無料PDF or 冊子版入手リンク

https://www.gh-ouendan.com/ganbousai