今夜21時より大津秀一先生と早期緩和ケアコラボLiveです
先日4月10日に米国在住の脳神経外科医・大須賀覚先生とコラボライブおこないました。
怪しいがん治療の見分け方について調査された結果が非常にわかりやすいものでした。
印象的だったのは、一般の方に理解してもらうために四六時中何か使えるたとえ話のネタを探しているということでした。実はこれは当方も同じで常に探しています。
「生涯がんになる確率が二人に一人、4人家族で誰かがいつかがんになる確率は9割以上とわかっているならその前に備えるのが当たり前。がんがわかって対策を考えるのは、台風が南の海で発生してから堤防を作り始めるようなものですよね」
「なるべく薬は使いたくないのです」という患者さんには「じゃあ手術するときも麻酔無しでやりますか?」とか(笑)
あと、正しい医療情報発信の仲間を協力して増やしていく事も大事だと話し合いました。
サバイバーのYouTuberも増えてきましたから、がん情報発信で注意すべきところなどを指導していくのも今後重要になってくるでしょう。
そして今夜、4/14水曜日21時から、がん治療医との仲介役を果たしてくれる(遠隔)緩和ケア医の登場です。
実は当方も受け持ち患者さんで大津先生にお世話になったことがあります(距離は1000Km離れています)。
抗がん剤治療中の患者さんについて難易度の高い医療用麻薬メサペインをご指導いただき、とても助かったことがありました。
抗がん剤副作用緩和や精神的苦痛緩和など、あまり知られていませんが、終末期以前の緩和ケアこそががん治療の知られざる特効薬と断言できます!
がん治療で早期からの緩和ケアはなぜ大事?・がん戦略対談#12
早期からの緩和ケアで余命が伸びることが証明されてすでに10年たちます。 しかし、未だ普及どころか十分理解されているとはいいがたい状況です。
日本でほとんど類を見ない早期緩和ケア専門クリニックで開業されている大津秀一先生をお招きして、早期緩和ケアについて議論し、チャット欄からの質問に対しては徹底的に分かりやすく回答していきます。
緩和ケアちゃんねる・かんわいんちょーのYouTubeチャンネル 登録者7万人!
https://www.youtube.com/c/kanwa/?sub_confirmation=1
■ 本日の有用情報
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◎ニンジンジュース出し続け、夫の叫びで目が覚める…善意だから歯止め聞かない「寄り添いハラスメント」
https://dot.asahi.com/aera/2021040600035.html
【当方のコメント】
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない(諺)」
アドラー心理学でいう本人の課題と周囲の人の課題の分離ができていないことによる場合もあります。
昔ドリフターズの「小さな親切、大きなお世話」ということわざもありましたっけ。
■ 本日の動画
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◎がんは治るか治らないかの宙ぶらりんが一番キツい!・Q&A#339
(5:04)
治るのか治らないのか、はっきりしないときの精神的苦痛は相当なものです。
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◎がん防災マニュアル
現在申し込みが殺到して、初版は在庫なくなり、緊急増刷していますが4月25日頃までかかります。
冊子版の申し込みは以下からどうぞ