FLASH誌・免疫療法クリニックに公開質問状 | がん治療の虚実

FLASH誌・免疫療法クリニックに公開質問状

 

やってはいけないがん免疫療法2免疫療法クリニックに公開質問状

 

 

前回のFLASH誌の第二弾となります。

 

全国に350あると言われる自費免疫療法を手がけるクリニックの中でも有名どころに公開質問状を送っています。

そのうちから一部抜粋。

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なんとも頓珍漢な回答だ。

「患者様のご年齢や体力、症状によって変わってきます」

とは、がん治療においては当たり前のことだ。

通常抗がん剤の臨床試験では各がん種のステージ、病理組織、遺伝子変異、初回か複数回後かなどの取り決めをした後は、極めて個人差が大きい進行がんの患者さんのデータをとりまとめて、奏功率、生存期間中央値などの結果をきっちり出している。

その上で保険認可されたものであるから、根拠がある治療とされている。

規制当局が確認していないブラックボックスの中で、困ったがん患者さんに、効くか効かないかわからない(根拠がない)のに、安直な希望を与えて、莫大な費用をぶんどっているというわけだ。

しかも随分と長くやっているのにデータが出せないということは

「客にくじを引かせていますが、くじ箱に当たりくじが入っているかどうかは確認中です」と言っているのに等しい。

(保険診療なら、当たるかどうかは運次第ではあるが、少なくとも当たりくじがあるのは確認されてる(治療成功率のこと))

こんな非倫理的なことがまかり通っているのだから、規制当局はだませないが、がん患者さんの理解力の不十分さと切羽詰まった状況ならつけ込める考えているとしか思えない。

 

蓄積したデータといっても、後ろ向き検討だから、いかようにでもデータは加工できる。

 

しかし、がん種、併用抗がん剤治療などバラバラも良いところだから、評価できそうなデータは恐らく出せないだろう。

だから、前向き研究の臨床試験が必要なわけだ。

しかしそうなると。今後もずっとデータを出さずに、やっていくつもりだろうか?

 

 

今回の記事は本庶先生のノーベル賞受賞に便乗した自費免疫療法クリニックの動きも批判しているが、国立がん研究センター内に有る電話相談に寄せられる被害者の声も掲載されています。

是非読んでみてください。

例によってdマガジンなら初回1か月なら無料で読めます。

 

ーーー本日の動画ーーー

 

 

◎ 乳がんステージIV・抗がん剤はいつまで続けるのか? Q&A#90

 

 

(5分7秒)

 

38歳乳がんのステージ4の女性からの質問。

2016年10月に告知されてHER2陽性で肝転移があります。今の状態は、がんは薬で抑えられてるだけなのか、または本当に消えてしまったのでしょうか。肝臓に無数の転移があってステージ4でした。パクリタキセル、ハーセプチン、パージェタ治療で始めてPET検査では所見なしになりました。現在はハーセプチンとパージェタを三週に一回のサイクルで続けてます。三か月に一回PET検査をしますが、ありがたいことに今まで所見なしできてます。この状況で薬を止めたら再燃してしまうのでしょうか。休薬の余地はないのでしょうか。主治医と看護師さんはお守り代わりに今の薬を続けていく方がいいと言ってます。私も今の状況に不満があるのではありませんけども、今この治療をやるしかないんだというのであれば不満はないんだけれども、ただ、もう一人子供を産みたいというのは難しいでしょうか。

 

ーーーー備忘録ーーーー

なかなか記事にできていませんが、いずれ必ず実行します。

 

・製薬会社講演会での医師洗脳マーケティング

・なぜ、腫瘍内科医は冷たいのか?

・なぜ、外科医は手術をしたがるのか?

・なぜ、緩和ケア医は苦痛緩和できても、希望を持たせられないのか?

・現状維持希望は退化と同じ

・リスクを恐れるリスク

・〇年再発しなかった、あるいは再発しても〇年たっても生きていることを喜びすぎてはいけない理由

・なぜ医療者と一般人が反目するのか?

・当方が政治的発言しないわけ

・がん治療の目標は勝つことではない、勝ち続けることだ。

・治療期間は治療だけが人生ではない

・病院に長くいるほど寿命が短くなります

ーーーー備忘録ーーーー

 

 

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ーーお知らせーー

 

 

◎第36回NPO法人宮崎がん共同勉強会東京支部会

 

がん患者さんやその家族、あるいはがんについて興味ある人は誰でもご参加いただけます。

ご自身あるいは当該がん患者さんの診療情報をお持ちください。

セカンドオピニオン以上に、応用の利く助言ができると思います(ただし個別相談ではなく、出席者全員の前での助言となります)。

 

日時:2018年12月22日(土曜日) 11:00 ~ 17:00

 がん患者さんやその家族、あるいはがんについて興味ある人は誰でもご参加いただけます。

ご自身あるいは当該がん患者さんの診療情報をお持ちください。

セカンドオピニオン以上に、応用の利く助言ができると思います(ただし個別相談ではなく、出席者全員の前での助言となります)。

 

場所: NATULUCK飯田橋東口駅前店 2階中会議室

東京都千代田区飯田橋4-8-6 日産ビル 2階中会議室

アクセス: JR飯田橋駅東口 徒歩2分 
地下鉄 南北線・東西線・有楽町線・大江戸線「飯田橋駅」A4出口 徒歩1分 

プログラム

11:00 開場(会場準備設定含むので、自由歓談)

11:30~12:00 ミニレクチャー

がん食事療法の落とし穴 part IV 「がん食事療法の自殺行為とは何か?」

12:10~12:50 自己紹介、近況報告

13:00 ~15:00 質疑応答(Facebook、YouTubeライブ動画配信あり、ただし出席者の顔は写りません)

15:00〜17:00 懇親会あり(参加される場合+500円)

 

※当日、一人1分で、自己紹介、近況報告をしてもらいます。後の質問回答コーナーで質問される方は、その内容については質問回答コーナーでお願いします。

時間の限られた外来診察室で、効率よく主治医に言いたいことを伝える練習も兼ねて、準備をしてきてきてください(自信の無い方は紙に書いて読み上げても結構です)

 

登録はここから

 

今後の東京支部会での公開セカンドオピニオン講演会予定

・2019年1月14日 11:00 〜 17:00 茅場町

・2019年2月16日 11:00 〜 17:00 茅場町

・2019年3月17日 11:00 〜 17:00 茅場町

・2019年4月13日 11:00 〜 17:00 茅場町

 

◎第74回宮崎善仁会病院院内がんサロンは2018年12月15日土曜日13:30~15:30です。

場所: 宮崎市新別府町江口950番地1 宮崎善仁会病院2F多目的ホール

予約不要です。

 

◎ 第105回宮崎がん共同勉強会


日時: 2018年12月24日月曜日(振り替え休日)


場所: 宮崎市新別府町船戸738-1
宮崎市郡医師会病院研修棟研修室。

駐車場は病院



今回のテーマ: 

「がん治療の成功と患者さんの幸福度は、必ずしも一致しないと知ってましたか?」

 

11:30~13:00 患者さんだけの気軽なおしゃべり会


13:00~15:00 がん専門医によるレクチャーと質疑応答


15:00~16:00 おしゃべり会
初めての方も気軽にご参加ください。

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早期から緩和ケア外来を受けることができる5つの方法

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